フェラーリ・ディーノ246GTオイル漏れ ヘッドカバーガスケット交換
こんにちは、Jスクエアの永井です。
オイル漏れがあるとのことで、フェラーリ・ディーノ246GTの
修理をご依頼いただきました。
ほとんどの場合、オイル漏れはエンジン周りにある
『シリンダーヘッドガスケット』というパーツの劣化が原因です。
この部品を交換することで、オイル漏れの症状は解消します。
エンジンの取り外し
ディーノのエンジンは下側から抜くことができないため、
こちらのエンジンクレーンを使用して上から引き上げます。
こちらのエンジンクレーンはフェラーリディーラー様のご紹介で
弊社でも導入しました。移動式で使い勝手が良く、フェラーリ512など
上からエンジンを抜く車両の整備には必須の機材です。
まずはエンジンを取り外す前準備です。
エアコンコンプレッサー、オルタネータ、ドライブシャフトなどを取り外します。
次にエンジンクレーンで、エンジンを上側に引き上げます。
こちらがディーノのエンジンです。
写真ではすでに様々な部品を取り外しています。
シリンダーヘッドガスケットの交換
こちらがシリンダーヘッドです。
シリンダーヘッドとエンジンの間にガスケットが取り付けられています。
このガスケットの劣化が原因で、オイルや水などが漏れてしまします。
こちらのガスケットを新しい物と交換です。
これでオイル漏れの心配はなくなりました。
次にカムカバーをヘッドに組み付けます。
動作確認
クランクを回してエンジンのチェックをします。
問題ありませんでした!
最後にカムカバーを取り付けます。
カムカバーが汚れていたので、丁寧に清掃。
元の素材が生きており、とてもキレイになりました。
以上でエンジンのオーバーホール作業は完了です。
エンジンの取り付け
エンジン取り付け前にフレームや足まわりも洗浄します。
エンジンを組み付けて作業は完了です。
最終確認作業
エンジン始動〜走行テスト
※音量にご注意ください
▼エンジン確認
▼走行テスト
問題ありませんでした!
以上で全ての作業が完了です。
フェラーリ・ディーノ246GTは1970年代のとても貴重なお車です。
40年以上経過しているということもあり、何度も走行テストし、
不具合がないように細心の注意を払い確認作業を行っています。
それでも、納車からそう時間も経たないうちにエンジンチェックランプが点いたり、
新たな不具合が出てしまうこともあります。
そういった場合は速やかに対応させていただきますので、
ご連絡くださいませ。
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