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今や希少性の高いプジョー106テンサンラリーのクラッチ周り整備作業


こんにちは、レッドポイントです。
プジョー106 1.3ラリーは車検整備を承りました。
今回は新車から未交換というクラッチ機構を一新させていただくことに。

106の中でも現存台数が少なくなってきて、今や希少性が高いモデルとなった1.3ラリー。
外観上の特徴としては、S16よりも角張ったデザインとなっています。

同時期の106としては106XSIがあります。XSIは1.6のSOHCが搭載されています。
基本が同じというわけではなく、1.3ラリーはシリンダブロックがアルミ合金製となります。
専用のインテークマニホールドが備わり、バルブサイズを大径化するため
シリンダヘッドはXSIの1.6L用が装着されています。
「カーメーカーの造るファインチューニングエンジン」が搭載されたクルマですね。
調子の良いテンサンラリーは高回転域のパンチ力がとても刺激的で
4000回転手前から唐突にパワーバンドに入り、その後はレブリミットまで
一気に吹け上がります。
回さなければ走らないので、常時高回転を維持する走りを強いられます。
いってみれば中毒性の高いエンジンです。


 
新車時から初めて降ろすことになったトランスミッションです。
今となってはミッションを降ろしたことのないテンサンラリーって存在するのかな?



クラッチ本体の消耗具合は、オーナー様の運転がお上手だからか
あまり激しくは消耗していませんでした。
しかし、ベアリングは相当悪くなっていました。

クランクシャフトシールは、オイル漏れもなくとてもよい子にしています。
とはいえ交換しますけどね。

引き続き作業を進めます。

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