ステアリングからギコギコ音 フォルクスワーゲン・ビートル、グリスは多めに、リファイン箇所も
SEEの西城です。フォルクスワーゲン・ビートル。
こちらのビートル、先日車検などでお預かりしましたが、もう少し快適にしたいとのことで入庫です。
ステアリングボス
ステアリング周りからギコギコと貧乏くさい音が出るのでなんとかします。運転中、常に音が出られたら気になってしまいますよね。音の原因はホーンのスリップリングとブラシが擦れによるものでした。前回組む時にグリスを控えめに塗ったのですが、足りなかったようです。今回は少し多めに塗っておきます。
ホーンパッドの留めブッシュ
ステアリングホイールを外す際にホーンパッドを外すのですが、それを留めているブッシュが毎回割れてしまいます。新しいブッシュを買えばよいのですが、こんな部品が意外と高くてちょっと躊躇してしまいます。すいません、セコイ話はしない方がいいですね。
ホーンのコネクタ
ホーンスイッチのコネクタですが、端子がむき出しになっています。これが金属部分に触れたとて、火花が飛ぶとか配線が燃えるとか人が死ぬとかいうわけではないのでこれでもいいという判断でしょうか。不意にホーンが鳴ってビックリするのはイヤなので被せ物をします。
覆います
熱収縮チューブで被覆しておきました。この状態でもコネクタの接続には問題無無いです。
ヒーターダクト
お次はウィンドシールドのデフからの冷たい隙間風をなんとかしてみます。エンジンルームから来た温風はサイドシルを通ってフロントフェンダーの裏側辺りからダクトでデフロスタまで導かれます。そのダクトが途中で潰れて裂けていました。
補修
裂けた部分に別のホースを継いでおきました。これでダクトの出口まで温風が出ることが確認できました。
外気導入ボックス
外気導入のフラップが閉じていない疑惑があるので、ボックスを外してみました。フラップはダッシュボードのつまみを回すとワイヤを通じて開け閉めされるのですが、その機構はキチンと機能していました。
フラップ
フラップはちゃんと閉じる位置にきているのですが、多分、元々は表面にスポンジ的なモノが貼られていてそれで隙間が塞がるようになっていたのだと思われます。そのスポンジ的なモノは既に風化して無くなっているので、手元にあった適当なスポンジを貼っておきました。
組み立て
ボックス内は汚れが激しかったので掃除しておきました。フレッシュエアを導入するものなのに、汚れていてはダーティーエア導入機になってしまいます。実はこのボックスにはファンが付いているのですが、故障によるものなのかスイッチが外されていて機能していませんでした。ファンモーター自体は生きていますからスイッチを手配してもらいました。届いたら取り付けます。
サイドシルのエアフラップ
サイドシルのホットエア吹出口のフラップがやはりきちんと閉じないので、こちらにもスポンジを貼っておきました。
取り付け
開閉のレバーの動きもなんだかユルユルだったのでスプリングが効くように修正しておきました。
残りはワイパースイッチの不具合を直さなくてはならないのですが、配線図を見てもイマイチ問題点がハッキリしません。間欠モードがあるとのことなのですが、間欠リレーが見当たりません。ちょっと配線図と実物を見比べてお勉強します。
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フィアット850スポルト・スパイダーとフィアットX1/9 850、失火エンジンの不調、X1/9、キャブ問題、エンジンの不調、プラグの交換とキャブの修理によって復活
非公開: SEE 〜automobile〜 | 2024.03.07