アウディS3の修理ABS修理 独自ルートで基板入手、ポンプはOHでコスト削減
こんにちは、Jスクエアの永井です。
今回は修理工場様からアウディS3のABS修理をご依頼いただきました。
お客様の工場でもABSユニットの新品交換の対応はされているそうですが
「コスト面を考えてオーバーホールできるJスクエアに」となったそうです。
点灯していた故障ランプがこちら
・ABS
・ESP
・サイドブレーキランプ
・サスペンション
それでは故障箇所特定のため、診断します。
診断
入力されていた故障コードがこちら
・02214 タイヤプレッシャーウォーニング
・01276 ABSハイドロリックポンプ(V64)故障
・16352 ABS ECU故障
最初の2つはオーバーホール対応できますが、3つめは修理できない内容のため
基板部分は交換する必要があります。
ABSユニット取り外し〜修理
アウディS3のABSユニットはエンジンルームの左側、バッテリーの後ろの下の方にあります。
なお、この車両の場合、バッテリーを外すとパワーウインドウのボタン長押しによる
全ウインドウの自動下げ機能が使えなくなってしまいます。
ですので作業完了後にパワーウインドウの初期化を行う必要があります。
取り外したABSユニットを分解します。
基板とポンプを切り離し、ポンプを修理、基板は新品に交換します。
ソレノイドバルブのシャフト部シールを新品に交換し、ユニットを取り付けます。
ポンプの修理と基板の交換が完了しました。
こちらを車両に取り付けて、配管のエア抜き作業を行います。
圧送機を使用して、配管のエア抜き作業を行います。
コーディング
続いてコーディングを行います。
VW AUDI専用のツールVCDSを使用します。
さらにVW AUDI純正診断機で、下記6項目の基本調整をしてコーディング完了です。
・舵角センサー(G85)
・横加速度センサー(G200)
・ブレーキプレッシャーセンサー1(G201)
・前後加速度センサー(G251)
・油圧ユニットインテークバルブの基本設定
・油圧ユニット遮断弁の基本設定
パワーウインドウの初期化
最後にパワーウインドウの初期化をします。
ウインドウ全閉後に、スイッチを上に上げる動作を3秒保持して初期化完了です。
ABSとは関係ありませんが、ヘッドライトのオートレベリングロッドの右側が折れていたので、
こちらは業者さんにご報告しました。
今回、ABSユニットのポンプは修理できましたが、基板部分は修理できない
故障コードが入力されていたため、基板は新品交換となりました。
現在、日本で基板のみを入手することはできません。
また、ドイツ本国のアウディからも部品供給されていないため、
弊社独自のルートを経由しないと、基板のみを入手することはできません。
そのため、通常ではABSユニットをまるごと交換するしか方法がなく、
約50〜60万円の費用がかかってしまうのです。
今回もコストを抑えて修理できることができました。
これはJスクエア独自の修理ノウハウや部品入手ルートで可能となりました。
様々な車種に対応しておりますので、ABS故障でお困りの方は、ぜひお問い合わせください。
株式会社 Jスクエア
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