20万km越えのルノー・ルーテシア3 R.S. ステージ3メンテ&レデューサ装着で俊敏な吹け上がりに
こんにちは、レッドポイントです。
20万キロ以上走っているルノー・ルーテシア 3 R.S.は、
車検整備と併せてステージ3メンテナンスのご依頼をいただきました。
今回は「レデューサも気になる!」というご相談も作業内容に組み込ませていただきました。
ちょうど良い機会でしたので、ステージ3メンテナンスの仕上げを行った後に
すぐさまレデューサを取り付けて、その実力を記録しました。
シャシーダイナモの結果はお客様にお渡ししたので、手元に名は残っていませんが
明らかな性能向上を確認済みです。ステージ3メンテナンスだけでも
作業前・後の変化が現れますが、レデューサが加わることでさらに伸びやかで
俊敏に吹け上がるエンジンに仕上がりました。
実は生粋のルノー製エンジンはこの頃まででして、F4ツインカム2Lはこのルーテシア3が最終モデルとなります。
とにかくパワフルで高回転型エンジンというのが売りのF4。
基本的にはクリオ2 R.S.と同じエンジンですが、メーカーがチューニングを熟成させ
30PS近い出力向上を果たしたのが、この最終型です。
ダイナモ上での4速吹けきりは瞬く間にタコメーターが跳ね上がります。
5速ギアでも衰えることなくレッドゾーンに突入するこの感じ! 最高です。
レデューサ装着後は下から上まで全域にわたって出力が向上し、
さらにレブリミットまでの時間も短くなります。
7200rpmでレブポイントを迎えるのですが、装着後は出力が頭打ちにならず
まだまだ上に伸びたい! というダイナモラインに変化しました。
つまりレブリミットが上がれば、一層の高出力化が可能ということになります。
その場合は現在のカムシャフトまわりの構造を変更する必要がありますが・・・
ローラー式ロッカーアームが、高回転に対応できずコケてしまう事例もあります。
納車後、お客様から感想をいただきました。
「とても気持ち良く・軽くエンジンが廻り、気付けば高回転になっていて不思議な印象です。」と。
「燃費も良くなりますか?」とも聞かれましたが、
「おそらく気持ちよさに回して乗るようになるので、逆に悪化するかも?」とお応えしました。
エコランに徹すればそういう結果も伴うのでしょうが、多分難しいと思います。
恐るべしF4エンジンの実力です。これで20万キロオーバーなんですから。