ABSモーターのサビ 新品交換ではなく修理で対応できる場合も
こんにちは、Jスクエアの永井です。
こちらのフォルクスワーゲン、ABSランプが点灯しているとのことでご来店くださいました。
入力されていた故障コードはこちら
❶01276 ABSハイドロリックポンプV64
❷01130 ABS作動あてはまらない信号
①はオーバーホールで不具合の解消。
②はオーバーホールでは対応できない部分のため、基板の交換が必要となります。
取り外したABSユニットの修理を行います。
ABSユニットを分解すると・・・
モーター部からサビが発生していました。
モーターの軸受け部が錆びていますね。
シャフト部分はブレーキラインが通っています。
モーター軸受け部のベアリングを取り外し、清掃します。
キレイになりました。
幸いにもサビはシャフトの入り口部分だけでしたので、
キレイに清掃することで復活できました。
専用の特殊工具で組み付けます。
実はこちら、世界で1つだけの弊社オリジナルSSTなんです。
機械部分はオーバーホールで、
基板は新品に交換を行いました。
基板を交換したので、コーディング作業が必要となります。
ABSユニットに車両固有データを入力し、
ABSユニットが動作する状態に設定します。
参考までに、コーディング前に入力されたエラーコードを確認しました。
コーディングされていないというエラーや、ぶれ器プレッシャーの設定、
ステアリングアングルセンサー設定などのエラーが入力されていました。
Input Vales調整を行います。
これはブレーキを踏んだときの力を記憶させる作業です。
診断機が指定してくる数値内に合わせて、ブレーキペダルを踏み込みます。
ブレーキペダル設定を何度か繰り返し、成功すればこの画面が表示されます。
続いてMCI Valves調整を行い、作業は完了です。
ABSユニット内の基板は部品交換しましたが、それでもアッセンブリー交換よりも
コストを下げることができました。また、3〜4時間ほどで修理できますので、
お急ぎのお客様もお気軽にご相談ください。
今回のお客様からも「今日の今日で直してくれて助かったよ〜」とお喜びいただきました。
お役に立ててよかったです。ご相談いただきありがとうございました。
株式会社 Jスクエア
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