BMW1802 ヒーター経路の漏れによる点検
SEEの西城です。
BMW 1802。
前回は1602でしたが、今回は1802の入庫です。一番有名な2002は何時来るでしょうか。ヒーター経路が漏れているとのことなので見てみます。
センターコンソール
ヒーターのどこかが漏れているので、既にヒーター経路をホースでバイパスされた状態でやって来ました。ヒーターコアが怪しいのでヒーターボックスを外したいのですが、まずこのセンターコンソールを外す必要があります。シフトレバーのカバー等を外して、隠れているネジを外す必要があります。あとは見えているネジを外すとオーディオやコンソールを外すことができます。
カバー類
ダッシュボード下の足元には、カードボード製のカバーが多用されているので、それらを外します。あちこちタッピングビスで留められているので、最後にキレイに収めるのに気を使いそうです。
摘出後
ヒーターのコントローラ部分をダッシュボードから外してヒーターボックスに繋いだままヒーターボックスを外します。ヒーターボックスはボディから生えたスタッドボルトで吊り下げられているだけですが、スポンジが貼り付いていたりして外すのにちょっと手間がかかります。
摘出
とりあえずボックスは摘出できましたが、この中のヒーターコアを取り出す為にボックスをバラさなきゃいけません。下は3個のクリップで留まっているので外せばいいのですが、上はリベットで留まっているのでドリルで揉んで外す必要があります。
ヒーターコア
やっとヒーターコアとご対面です。スポンジ類が風化していて粉になっていたりするので、最後に組む時にそれらも再現する必要がありそうです。
タンクの亀裂
ヒーターコアを調べたらタンクに亀裂が入っていました。凍結でもしたんですかね。コア自体も錆の腐食が目立ちますし、完全に作り直す必要があります。海外ではデッドストックのヒーターコアが売られているのですが、物自体の値段が高いですし、このところの円安やら送料やらを考えるとラジエタ屋さんに作ってもらうほうが断然安いです。ということで出来上がって来るまでちょっと待ちになります。その間に、ヒーターホースとかも取り寄せておきます。
-
フィアット850スポルト・スパイダーとフィアットX1/9 850、失火エンジンの不調、X1/9、キャブ問題、エンジンの不調、プラグの交換とキャブの修理によって復活
非公開: SEE 〜automobile〜 | 2024.03.07