こんにちは、レッドポイントです。
スターターが駆動せずエンジンがかからないということでレッカー搬送のルノー・ルーテシア3 R.S.。
セルモーターが動かない＝バッテリーが弱っているという程度なら良いなと思っていましたが甘かったです。

ルーテシア3 R.S.には隠されたヒューズやリレーが多く存在します。
オーナーズマニュアルに記載されているのは、あくまでも室内の電装品程度。
それ以外の主要な電気系統についてはレイアウトの指示がないのがつらいところです。
以前もヘッドライトのヒューズ探しで苦労したことを思い出しました。

セルモーターの作動不良を調査するには、セルモーターにスタート信号が入力されているかを絞ることから開始します。
その後、キーシリンダーの接点やそこから先の電気の流れを解読していきます。
冒頭の画像は、コラム周りを確認中のもの。まあまあややこしい感じですよね。
　
助手席側グローブボックスの奥側にもBSIユニットが存在し、その周辺の電源も確認します。

　
バッテリーのテストは初っ端に確認済みです。
その周辺の大きなヒューズを確認するも異常なし。
そうなると、バッテリー横のリレーボックスが怪しいのか？

　
このボックスのレイアウト図が欲しいのです。

ひとつずつ調べるより他がないためアナログテスターで調べを進めると、最後の最後にたどり着きました。
下段から3つ目。10Aの隣に位置するヒューズに問題発生です。
しかしながらヒューズが切れるほどの消費電力ではないため、
おそらく他に根源となる原因がありそうです。
しばらく様子見・経過観察ですね。

ルーテシア3 R.S.を多く手がけるようになり数年、
まだまだ知らないことも多いですが、日々習得の気持ちで取り組みます。