BMW Z4のABSランプ点灯 過去の修理痕跡・モーターの錆び付き
BMW Z4のABS警告灯が点灯しているとのことでご来社いただきました。
診断
故障箇所を特定するために診断機による診断を行います。
・5DF0 DSCハイドロリックユニットポンプモーター
・5DF1 DSCハイドロリックユニットポンプモーターコネクター
このような故障コードが入力されていました。
いずれも弊社でのオーバーホールで対応できる内容です。
DSCユニット取り外し〜修理
DSCユニットの上にエアコンの配管があるため、タイヤハウス側からユニットにアクセスします。
こちらがBMW Z4のDSCユニットです。
分解して内部の修理・オーバーホールを行います。
過去の修理痕跡を発見
モーター部に過去に何か手を加えた痕跡がありました。
お客様に確認したところ、以前のオーナーが修理をした可能性があることがわかりました。
モーターのコイル部が収められている部分には外部から水が浸入しないように
ゴムのOリングがガスケットとして入っていますが、その部分に液体シールが塗られていました。
このような処理を行うと、数年後にはその部分が劣化し、モーターコイル内に水分が混入してしまいます。
↓液体パッキンを剥がす様子です。
修理済みというユニットの修理依頼をいただくことはよくありますが、
大部分は今回同様の処理が原因で故障していました。
修理痕②
シール部分には穴が開けられていました。
ここから水分が侵入して、DSCユニットが故障してしまったようです。
弊社でオーバーホールを行う際は、このような穴は開けずに分解できますので
完成後は修理したこともわからないくらい、元通りの状態にキレイに仕上がります。
今回のような再修理のケースは多々あります
弊社にABS修理をご依頼いただく際、警告灯が点灯してすぐご相談いただく他にも
下記のようなケースが見られます。
・他社で修理したABSの再修理のご依頼
・他社で一度分解したものの、直せずご依頼
現在、10台に1台には過去の修理痕跡が見つかります。
他車で修理したユニットは、モーター部が破損していることが多く、
その場合、修理する箇所が増えてしまうため、2万円ほど多くかかってしまいます。
そういったケースでも
「まさか自分のクルマがそうだとは思っていなかった」
と驚かれるお客様もおられました。
前オーナー様が修理していたケースの他にも、ABSが故障した状態で手放し、
販売業者さんが格安ABS修理業者さんに依頼しているケースもありそうです。
通常目にする場所ではないため、現オーナー様が気付くことはむずかしいですが、
今後、中古車の購入をお考えの方は、販売店様にABSの修理歴があるかを
聞いてみるのも良いかも知れません。
こういった被害を少しでも減らせたらと思うのですが、実際は難しいものですね。
最初から弊社で修理できた場合、修理後に再度故障するということはありませんので
ご安心ください。万が一、何かあっても7年間の保証が付いていますので、
しっかりとサポートさせていただきます。
ABS警告灯が点いた場合は、お気軽にご相談ください。
株式会社 Jスクエア
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