こんにちは、レッドポイントです。
フィアット500のドライビングポジションの改善についてご提案させていただきました。

お客様によってシートのセット位置は様々。前なのか後なのか、寝かせているのか立たせているのか。
はたまた座面クッションを上げているのか下げているのか。
この中で私が乗り込んだ瞬間に気付くことをご提案させていただかねば
と思うのが『クッションの調整機能を全下げで使用されているケース』です。

フィアット500はノーマルシートのクッション調整機能の動きがイマイチでして
座面最後部のみが下がる設計になっています。
全下げで使用すると、太もも裏側の高さは変わらずにお尻だけズドンと下がります。
確かに目線を下げることはできるのですが、クッション内側のスプリングに
盛大にヘタりが出たような座り心地に感じます。

ですので、その位置で使用されている方に是非ともお勧めなのが『ローポジションアダプター』です。
セットすることで、シート全体の取り付け位置を下げることができますので
違和感なく低い位置に着座することが可能です。

作業前のシート取付けの状況です。
横方向から見た際に、サイドシルとシート横の樹脂パーツの位置関係にご注目。
この隙間が作業後は埋まります。
　
組み替えにはシートを取り外し、純正のブラケット4箇所を取り外します。

　
この角度で見ると、嵩上げされていることがわかります。

　
ローポジションアダプターを、それぞれの箇所のブラケットと組み替えていきます。

　
施工後はシート全体の取付け位置が下がり、スライダーと床との隙間が埋まるようになりました。

　
ドライビングポジションの改善で、運転時の疲労低減、ストレス緩和と
施工後の満足感が高い作業と製品です。
身体に合わないシートはしんどいですからね。
シートポジションにお悩みの方は、ぜひご相談ください。