ドアミラー破損のトヨタ CH-R ASSY交換ではなく壊れた部品のみ修理
こんにちは、羽鳥鈑金塗装工業所のハトリです。
お盆前のこと、いつものお客様が「クルマのドアミラーを壊してしまって…」とご相談。
たしかこの時点で8月の4日か5日…
部品を発注してもお盆休み前に届くかきわどいタイミング。
まずはどこまで部品を頼むか、確認のためにドアミラーをバラします。
こういった修理の場合、ドアミラー・アッセンブリーで交換するのが確実。
しかも時間もないタイミングなので、サクッと交換してしまった方が早い。
お盆休み前に仕上げることを考えると非常にリスキーですが、
全交換で良いなら、お客様がわざわざウチに頼む意味がないですよね〜
さっそく、部品図を取り寄せて確認します。
一番手っ取り早いのは『87940』のASSYですが、そうするとカメラまで付いてきてしまい
部品代が59,000円もしてしまいます。ですので、とりあえず破損していて換えなきゃいけない部品、
ミラーボディ1.9万円、ミラーレンズ5千円、ミラーカバー3千円を注文することに。
そして部品の在庫を確認。
運良く翌日入荷とのことで、お客様に連絡。
わたし:「部品まにあいます。壊れたところだけ交換してみて、それで大丈夫だと思うけど
万が一ダメだったら勘弁してね。」
お客様:「まったく問題ないです。それでお願いします」
ということで作業開始!
クルマをピットに入れて、まずはドアの内貼りを外していきます。
各所に隠れたネジやコネクター、クリップなどを探して外して…
内貼りが外れました。
ここまでバラすと、ドアミラーを固定しているカバーも外れ、
ドアミラーが取れました。
さぁ、ここからがミラー修理の本番です。
まずは壊れたミラーをバラしていきます。
こちらがカメラが内蔵されている部分。
このカメラもお高いので、普通なら後から映る映らないがあると面倒なので
アッセンブリーで丸っと交換が望ましいといえます。
届いている新品のミラーボディに元のミラーから部品を移植していきます。
新しいミラーにカメラを組み込みます。
ウインカーは幸い割れていないので、こちらも移植。
各部はプラスチックのツメで固定されている部分がほとんどで、ネジは数本。
壊さないように確認しつつ、確実にはめ込んで組み立てます。
配線もカプラーなので簡単。そして決まった場所にしか固定しない様になっているので、確実に固定できます。
内部の部品の取り付けを確認、問題ないので表面のカバーを取りつけます。
このカバーももちろんバチン! とツメで固定するだけ。
ツメで止まっているだけなので、ミラーをぶつけるとすぐバラバラになってしまうんですね。
そして、新しいミラーレンズを組み込みます。
これも配線は付くようにしか付かないので配線を繋ぎ
レンズを割らないように、レンズ面を押し込み4か所を確実にハメ込みます。
さて、ドアミラー本体が無事に組み上がったので、車体に取りつけていきます。
配線を通し、車体にミラーを取りつけます。
ミラーには脱落防止のツメもあるので、注意して組みつけるも仮止めはされるので
安心して作業できますが、気は抜けません。
そしてバラしたときと反対の手順で組みつけ、完成!
しかしながら、一番の心配は各部の動作だ…
問題なく、すべて確実に動く
もちろんカメラもキチンと映る!
これでお盆休みも安全に乗っていただけるようになりました。
今回の修理、部品代と工賃を合わせて5万円ほどのご請求になりました。
これ、デキる工場に入れると多分7〜10万円ほどになるかと思います。
(デキる工場とはその後のトラブルを防ぐため、ミラー全体を新品交換する、確実な修理を行う工場です。)
ということで、ご安全にお乗りください。
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