こんにちは、Jスクエアです。
997型ポルシェ 911ターボにお乗りの客様より
「ホイール内側に黒いオイル汚れのようなものがある」とご相談いただきました。

オーナー様はよく洗車をされるとのことですが
いくらキレイにしてもホイール内側に汚れが付くとのことでした。

こちらの997ターボはPCCB（セラミックブレーキ）装着車なので
ブレーキダストはほとんど出ず、白いカラーリングのホイールは
とてもキレイな状態です。

ホイール内側の汚れの原因を探るため、
リフトで車体を上げて、足まわりの点検を行います。

前後のドライブシャフトブーツが破れて、内部のグリスが飛び散っていました。

ドライブシャフトのブーツが破れていると、車検に合格することができません。
ですの新品のブーツに交換する必要があります。

国産車の場合はシャフト周りを脱着せずにブーツのみ交換できる
接着式のものがあるのですが、多くの欧州車ではドライブシャフトの脱着や
分解が必要となるため、残念ながら作業時間も修理費用も
国産車よりも高額になってしまいますね。

ポルシェ997の場合も車体からドライブシャフトを抜き取りて分解し、
ブーツを取り外して内部のジョイントを清掃、ブーツを交換して
内部にグリスを充填します。

修理は完了しました。
これで次回の車検も安心です。

今回のケースでは洗車好きのオーナー様だったため、クルマの異変に気付かれるのが早く、
大事になる前に対処することができました。
ちょっとしたことでも違和感や異変を感じた時は、ぜひご相談ください。