こんにちは、Jスクエアです。
今回はアウディA3のお客様から以下のようなご相談をいただきました。
　・ABS警告灯が点灯している
　・ディーラーに相談したらABSユニットの故障と診断
　・見積もりがユニットのアッセンブリー交換で高額だった
　
ディーラーでの診断結果と故障コードから、
ASSY交換ではなく修理できることと、ディーラー見積もりより
お安く修理できることが事前にわかりました。

お客様は「少しでも安く修理できるなら、まだまだ乗りたいです」
とご希望ですので、弊社で修理させていただくことになりました。
　
　

警告灯はABS・ESP・サイドブレーキが点灯していました。
あらためて弊社でも診断機による診断を行い、修理が必要な部分の特定をします。

診断の結果、以下の故障コードが入力されていました。
　・01130　ABS作動当てはまらない信号
　・00287　右リヤスピードセンサー回路の電気的故障

以上の結果より
　・ABSコントロールモジュールの交換
　・スピードセンサーの交換
　・ABSモーターのオーバーホール
という修理を行っていきます。
　
　

こちらがクルマから取り外したABSユニットです。
こちらを分解、修理していきます。

これはABSモーター部分のコイルです。
ブラシと共に新品に交換します。

今回は基板部分はオーバーホールで修理できないケースでしたので、
新たに用意した部品と交換します。

油圧ポンプ部のソレノイドに使用されているゴムシールも交換します。

これらのシールとボルトを新しくします。

部品交換後には交換したユニットを車両に認識させる
コーディング作業を行います。

オーバーホールのみで対応できる場合は、コーディングは必要ありませんが、
今回はユニットの一部を交換したため、コーディングが必要となりました。
　
　

井口工場長がコーディングを行っています。

ABS取り外し作業を担当した浅見メカも一緒にコーディングの様子を確認。
コーディング、初期設定、エラーコードの消去という手順で
すべての作業が完了しました。
　
　
「まだまだこのクルマに乗りたい」というご希望のお客様。
愛着あるクルマを修理することができ、私たちとしても嬉しい限りです。
この度はありがとうございました。