異音探しの末にお手上げされたスバル・レガシィ ハブベアリング交換
こんにちは、羽鳥鈑金塗装工業所のハトリです。
こちらはハブベアリングの交換でお預かりのスバル・レガシィ。
こちらのクルマはもともとお客様がお知り合いのクルマ屋さんに
「足まわりからゴーゴーと音がするからベアリングでは?」と修理を依頼。
クルマ屋さんは「左後ろから音がしていたので、左リアのハブベアリングを交換した」
とクルマを受け取るも、音は消えていない。
で、再修理をそのクルマ屋さんに依頼したら
「コレはタイヤも怪しいから、タイヤも交換しないと…」
と言われ、お客様はタイヤ屋さんでタイヤを交換するも音は消えず…
再びそのクルマ屋さんに行くも「わからない。もう勘弁してくれ」
と修理を断られたそうです。
で、どこか修理してくれるところは…とウチに来たそう。
ということで弊社からは
「この際ですから、全ハブベアリングを交換しましょう」とご提案。
お客様もご納得いただいて作業にとりかかります。
さて作業開始するも、さっそくスバルの洗礼を受ける…
ブレーキキャリパーのネジを緩めると、他の部分に干渉して
ラチェットのコマが抜けなくなる。
インパクト用のコマで厚みがあるから…というワケでもない。さすがだ…
カラオケボックスを建てて、その建物にカラオケ機材を搬入しようとしたら
その機材がドアよりも大きくて室内に入らなかった。
そんな感じの作りですね。
右前から作業を開始しましたが、ここのハブベアリングがゴリゴリしている感じ…
3か所のハブベアリングを新品に交換しました。
左後ろは他所で交換したばかりなので、3つです。
ハブベアリングを交換して作業は完了というつもりでしたが
作業している際に気になる部分を見つけてしまいました。
ココ。
スタビライザーを車体に固定しているマウント部のラバーブッシュ。
このブッシュのまわりから少しサビ汁が出ています。
コレが何を意味するのかというと、ゴムブッシュと車体の間にわずかな隙間ができて
そこにガタつきが発生しているということ。
スタビライザーリンクのブーツも切れていましたので、
お客様にご報告して、交換の許可をいただきました。
これがスバルのプロショップならば
「スタビも一緒にやるのは常識だね」とか
「この程度は大丈夫。交換しなくても問題ない」とか判断できるのでしょうが
お客様が求めているのは快適性ですから、わずかな「カタカタ音」の出る
可能性でもつぶしておきたいところです。
作業完了後に試乗してみると、すこぶる静かなレガシィに生まれ変わりました。
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