シトロエンのEGSミッションのクラッチミート調整 違和感が出たらすぐに!
こんにちは、RS-UNOの星野です。
年初めに大きな災害と事故が発生いたしました。
亡くなられた多くの方々やご遺族の方々にお悔やみを申し上げます。
また、被災されて不自由生活を強いられている多くの方々にお見舞いを申し上げます。
こちらは車検でお預かりしたシトロエン C4ピカソ。
初期は2Lの自然吸気エンジンにトルコン4速AT(AL4)かEGS(ロボタイズドMT)
トランスミッションの組み合わせだったと記憶しています。
その後1.6Lターボに変わってトルコンATはなくなり、
EGSのみになりました。
EGSは普通のATにお乗りのユーザーにはあまり好評が良くありません。
何でもそうですが、慣れればなんて言うことはないのですが、
試乗程度では好きになれないかも知れません。
EGSはシングルクラッチ(通常のMTのクラッチ操作を足のかわりにECUが行う)
なので、次のギアに繋ぐときにどうしてもタイムラグがあって、
一瞬間があり次のギアに繋がります。この感じに違和感があります。
もちろん長所もあり、燃費は大きく違いますし、加速もダイレクトです。
通常のAT車よりも車重も軽くなります。
しかし構造上、距離が進むとクラッチ板は減っていきます。
減っていくとクラッチを繋ぐ時間が長くなり、走り始めにジャダー(ギクシャク感)
が出て、気持ちよく走れなくなります。
そこでクラッチミートのポイントを調整する必要があり、
調整すればギクシャクせずに半クラしてくれるようになります。
今までの走行パターンの学習をリセットし、新たに調整します。
お客様の走行状況により変わりますが、今回のお客様は8万kmを超えて調整しました。
街乗りが多い場合はもっと早く調整する必要がありますが、
違和感が出てきたら調整と思ってください。
ほったらかして乗り続けると、調整しても元に戻らなくなります。
調整すると「もっと早くやっておけばよかった!」ときっと思います。
クラッチを断続するアクチュエーターのオイルを交換していない場合は
同時に交換することをお勧めします。
作業のご予約、お待ちしております。
RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)