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964型ポルシェ 911 エンジンルーム内の劣化したゴム・樹脂パーツなどを交換

シンリュウの箭内です。
車検でお預かりした964型ポルシェ 911。
今回はエンジンルーム内のゴムや樹脂製パーツの劣化が
進んでいたので交換することに。
 
 


こちらはパワーステアリングのオイルタンク。
タンク上部の半透明な部分一面に細かなひび割れが入っていたので
新品に交換します。

タンクとパワステポンプをつなぐサクションホースも
滲みがありましたので、こちらもあわせて交換。


新品で供給されるタンクは全体が黒一色のモノになります。
 
 


エンジンオイルが通るオイルラインホースはカシメ部からオイル滲みが。
こちらは一度カシメを分解して、ホースをリビルトしました。
 
 


そしてこちらは大物。
フロントの燃料タンクとリアのエンジンをつなぐ燃料ライン。
中間部分は金属製のパイプですが、前後にはゴムホースが使われている部分もあります。

金属製ラインは新品に交換。そしてゴムホース部は純正新品に交換する部分と
リビルトで対応する部分を組み合わせて対応しました。
全て純正新品を使うとちょっとビックリする値段になっちゃうので、
コストとクオリティのバランスを見極めながら使い分けています。
 
 


こちらはクラッチのオペレーティングシリンダー。
マスターシリンダー、クラッチホースもあわせて交換しました。

現在新品で供給されるマスターシリンダーは993品番になっているのですが、
このクルマは新車時からの964品番が付いていたので、予防整備的な意味も込め
一新しました。クラッチのフィーリングも良くなるのでオススメの作業です。
 
 


こちらはエンジンクーリングファンのエアダクト。
ご覧の通り破れてしまっているので、コレも交換です。
 
 


そしてこちらは電動リアスポイラーが立ち上がった際にエンジンルームに
走行風を取り込むための導風板でリアスポイラーウォールと呼ばれる部品です。
経年劣化で樹脂の柔軟性が失われて切れてしまったので、こちらも交換します。

さすがに生産から30年以上も経過すると、ゴムや樹脂製の部品の劣化は進みます。
燃料やフルード類のデリバリーホースの不具合は大きなトラブルにつながる
可能性もありますので、車検のタイミングなどで、しっかりと点検、
交換しておきたいですね。

メンテナンスガレージ シンリュウ

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