VW シロッコ ABS故障 チップのハンダをリボール
こんにちは、Jスクエアの永井です
フォルクスワーゲン・シロッコにお乗りの広島県のY様から
ABSランプ点灯のご相談をいただきました
ディーラーさんでのお見積もりは55万円ほど
「気に入ってるけど、そこまでお金は掛けられないなぁ〜」
と少しでも安価に修理する方法はないかと探していたところ
Jスクエアを見つけてくださったとのことです
遠方からのご来店までの流れ
ABSの修理はおおよそ当日の3-4時間ほどでできるのですが
故障内容によっては修理に数日掛かったり
修理不可能なケースも稀にあります
今回、Y様は遠方にお住まいということもあり、前もってディーラーさんでの
診断結果(故障コード)をお伝えいただき、弊社で日帰りでの修理ができるかを
確認させていただいてからお越しいただくという流れになりました
当社にご相談いただく前に診断お見積もりをされている場合は
故障コードなども合わせてご連絡いただけると、その後もスムーズになります
Y様はちょうど関東で用事があったとのことで、滞在中にABS修理ができるよう
予定を組んでいただきました
診断
・ABS
・ESP
・サイドブレーキ
以上の警告灯が点灯していました。
一度、ディーラーさんでも診断されていましたが
現在の状態を把握するため、あらためて弊社でもテスターを用いて診断します
・01276 ABSハイドロポンプ(V64)
こちらの故障コードは弊社で修理できる故障内容でした
ユニット取り外し〜修理
バッテリーとステーを取り外すと、ABSユニットが見えてきます
このABSユニットをオーバーホールしていきます
ABSのポンプ
ABSを駆動するポンプの中にあるモーターコイル、ブラシの交換をします
ABSの基板
基板の修理では集積回路の再実装とチップのリボールなどを行います
熱風を送ってハンダを溶かし、チップを取り外します
熱を当てたくないか所は耐熱シールで遮熱しています
こちらがVWに使用されているBGAチップです
BGAとは「ボール・グリッド・アレイ」の略で、ICチップの裏面に
ボール状のハンダがグリッド上に塗布されているものです
リボールとは、古いボール状ハンダを取り除き、新たにハンダ付け
し直す作業のことをいいます
BGAリボール台にチップをセットして、ハンダを除去、清掃します
チップ状、基板上双方のハンダを除去、清掃しました
この双方の接点を新たにリボールしたハンダで再接続するのです
ボールハンダはチップごとにサイズがあり、
今回のチップに適したものを選択します
BGA施工プレートも何種類もあり、このチップに適合したものを使用します
VWのBGAチップに適合するピッチのプレートをセット
ボールハンダを流し込みます
セットしたボールハンダを熱風で半分溶かし、接点に付けます
BGAリボール作業の様子を動画でご覧ください↓
最後にABSユニットを基板上に熱で取り付けて完成です
Y様、今回は広島から遙々お越しいただき、ありがとうございました
修理完了後はたいへんお喜びいただいて、本当に大切にしているんだなぁ
と実感いたしました
高額な部品の故障や部品の供給終了などでお困りの方は
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