こんにちは、ストリートライフの吉野です

ランチア・デルタ・エボ2の限定車の中でも独特な雰囲気が人気のブルーラゴス

当店の常連様からここ10年ほどガレージで冬眠させていたこのブルーラゴスに
再び乗りたいとご相談をいただきました

当時から大切に乗られ、走行距離もわずか8000キロ台という
今や奇跡的な1台ですが、再び復活させるには相当に手を入れることに……
　
　

長年動いていなかったため、当然ながらバッテリーは上がり
ベルト類は張られた格好のままカチカチに固まっていました

この状態でヘタにバッテリーをつないでクランキングすると
タイミングベルトが砕け散り、バルブクラッシュ！
さらに復活が遠のくので、絶対にしないでください
　
　
燃料タンクを覗いてみると、当然ながら中には変質したガソリンが
泥のようになって堆積。燃料ポンプも完全に朽ちていました

タンク内の洗浄、燃料ポンプやセンダーユニット、ホース、燃料フィルターの交換
そして燃料ラインの清掃にフューエルレギュレーターの交換、
さらにはインジェクターのオーバーホールと燃料系をフルにリフレッシュ
　
　
エンジンも硬化したベルトまわりやエンジンオイルを交換してから
プラグホールからオイルを垂らし、手でクランクが回ることを確認してから
バッテリーをつないでクランキング。ようやく息を吹き返しました

幸いにも保管環境が良かったので、外装はホコリこそ被っているものの
ダメージはなく、この後磨きとコーティング施工を行います
　
　
実はこの後にも眠っていたデルタを目覚めさせたいというお客様には
何人もお待ちいただいています

ランチア・デルタの整備やレストレーションにお困りのオーナー様は
ぜひ、「デルタの主治医」ストリートライフに一度ご相談ください