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スズキ Kei 下まわりのサビ止め依頼 今後を考えたサビ対策を実施

羽鳥鈑金塗装工業所のハトリです
下まわりのサビ止めをご依頼いただいたK様のスズキ Kei

実際クルマを診ると下まわりのサビはそれほど深刻ではなかったものの
サイドシルやフロントサブフレームには穴が開き
雨水が流れ込みやすいカウルトップ付近のパネルには全体的にサビが…


当初、予定では手を付ける予定のなかったフロントのサビの進行防止と
見た目をキレイにするため、サラッと塗装しました
 
 



さて、ここまでの作業が終わり、次はどう進めるべきか?
などと考えているうちに他の作業などもあり、作業の合間に進めていた
こちらのKeiは手付かずで半年、1年と経過していきました
 
そして今年に入ってからはメーカーやディーラー系のお仕事から
一般ユーザー様からのご依頼をメインに手掛けるようシフトしたため
お待たせしていたこちらのクルマについて考え、作業を進める時間が
十分に確保できるようになりました



幸いにも一部の大穴を除けば、下まわりのサビはそんなに深刻ではありません
逆に程度は悪くないといっても良いでしょう
そこで、当初のボディ下面をクリア塗装する予定から
ノックスドールの施工へと切り替えました
 
錆び穴は埋めたりパネル交換することは難しくありませんが
長く乗られることを考えると、溶接による熱はできるだけ入れたくありません
強度的にも問題のない部分ですので、サビ止め処置の後N様にしばらく乗っていただき
サビがどう進行するかを観察しようということに



サビ穴部分のサビを削り取り、サビ止め処理をした後、穴にプラグキャップをして
この後サビが進行するようならば、その際に対策を考えるという方向性で…
サビで開いてしまった穴は悲しいですが、それを今塞いだところで
「とりあえずのフタ」にしかならないのなら、このサビ穴を活用して
今後どのように治療して乗っていくべきかを考えていただくことになりました
 
こうした当社の考え方にご賛同いただけない場合は「お断り」しています
また、直してもすぐサビてくることが経験上わかっている場合は
「ダメなものはダメ」と正直にお伝えしています
ですが、こうしてお客様にご納得・ご協力いただけるならば
できる限りの処置をさせていただきます
 
こうして方向性が決まれば、後の作業は早い



メインフロアはアンダーコートのノックスドール900をたっぷりと塗布




錆びていたフロントクロスメンバーも900塗布後に
サビ穴から浸透性防錆剤ノックスドール750をたっぷり塗り込みます



フレームやホイールアーチ内にもしっかりと塗り込みます
 
 



その後、パーツを組みつけて完成となりましたが
パーツやパネルの組付け時にもサビ止め処理を行い
今後のサビの防止に努めます
 
そうこうしているうちに継続車検の時期となってしまったので
車検を取得し、無事に納車となりました
 
長らくお預かりしてしまい、申し訳ございませんでした
お客様には一通りの説明をさせていただき
今後、サビの進行など様子を見ていただくことになりました

羽鳥鈑金塗装工業所

神奈川県横浜市都筑区川向町922-20
TEL : 0120-471-980(フリーダイヤル)/ 045-471-9800
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