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ポルシェ356のマフラー穴あき修理

佐藤自動車工業の佐藤です。
ポルシェ356は、エンジンの燃焼が良いと音楽のようにきれいに整った排気音が出ます。しかしブラスバンドの太鼓のような低音の「ドコドコ」とか、アメ車のような「ドロドロ」という音がするようですと、マフラーの穴あきが怪しいです。

外してみるとたしかに数個の穴と漏れが見えます。数個見えた時点で、とても警戒しないといけません。台所に出てくるあの「夏の黒い虫」と同じ理屈で、1個見つけたら陰にはその数倍が隠れているのです。

マフラーの穴の開いていない箇所の、健康な部分の鉄板の厚さにより、交換か修理かが決まります。今回の依頼車は穴の数も少なく、十分な厚さが残っていたので修理ができました。

鉄板は0.4mm(コピー用紙5枚分です)の薄さでも、きれいに溶接できます。しかし再発までの期間が短くなります。当面はこれで乗り切っておいて、取替の費用を貯めていくのも方法のひとつかと思います。

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