B5型シトロエン C4 20年経っていろいろ(1)エアコンの切り替え不全
RS-UNOの星野です。
こちらは毎年点検に車検とご入庫いただいているシトロエン C4 2.0 フェイズ1です。
シンプルでセンスの良い、スッキリとしたデザインで好みの1台です。
いよいよ明日からラリージャパンが始まりますが、
C4といえばセバスチャン・ローブのドライビングで
一時期無敵を誇ったクルマです。
ラリーは日本ではモータースポーツの中でも今ひとつ盛り上がらないカデゴリーです。
今ではワークスはトヨタ、ヒョンデ、フォードのみとさみしい限りです。
C4もデビューから20年ですので、お乗りのユーザー様も減ってきました。
そんな毎年点検しているC4も、手の入っていない部分が傷んできます。
「空調がおかしい」とのことで、風の出る場所が変えられなくなり、
デフロスタからしか風が出なくなったとのことでした。
毎度のことで恐縮ですが、すぐに見ることができず、しばらくお待ちいただきました。
そうしているうちにエアコンが冷えない不良も追加されました。
空調はモーターで吹き出し口を切り替えています。
そのための装置はセンターコンソールの中にあります。
モーターを外すとフラップを動かすバタフライが出てきます。
よく見ればフラップのモーターが刺さる部分にクラックが入っていました。
バタフライを交換してモーターを取り付け、動作を確認して作業は完了です。
このバタフライはエアコンのリペアキットとして手に入りますが、
他の部品とセットになっていて、バタフライ単体では供給されていません。
つづく
RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)