開かなくなったシトロエン C6の右リアドア ドアハンドル内部の樹脂部品の摩耗
RS-UNOの星野です。
お客様よりシトロエン C6の右リアドアが開かなくなったとのご連絡。
過去には一度、C5フェーズ1の左リアドアで修理経験がありますが
C6では初めての事象です。
現車のドアハンドルを確認すると、
内部で何かが外れて節度がない感触です。
こうなってしまうと、まずは開かなくなったドアを開けるのが大変。
外側だけではなく、車内側のドアハンドルを引いても開きません。
ドアを開けないことには何も始めることができないため、
ドアが閉まった状態で内張を外そうと試みましたが、
サイドから1本特殊形状のネジで留まっていることから断念。
外側のドアハンドル側からアクセスして、何とかドアを開けることができました。
ドアハンドルの受け側はこんなカタチのダイキャスト製の部品でした。
ダイキャストを取り外して修理を試みます。
ダイキャスト部品の中央部に柱があって、下側(白い樹脂部品)が
カンチレバー状になっていて、ここにドアハンドルが掛かり、
ハンドルを引くとこのレバーが回転してドアロックを解除する仕組みです。
この柱の上下を支点にして回転する仕組みですが
樹脂製のため、長年何度も開け閉めすることで
下側の支点がすり減って抜けてしまったようです。
柱の下側は凸状でフレーム側は凹状の受けになっているので
上側の支点に金属製のプレートを入れて下側に押しつけ
抜けないようにしました。
その後、修理から半年ほど経過していますが、
今のところは再発しておりません。
RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)