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ランチア・アウレリアB20GTのクラッチが切れない

ラ・コルサ・テクニカの佐藤です。
1950年代にトランスアクスル・レイアウトやインボードブレーキを採用していたのがランチア・アウレリアB20GTです。
現在の目で見ても数十年先を行く先進メカニズムで、今も世界中で高い評価を受けています。

そんなランチア・アウレリアB20GTが、クラッチの切れが悪くギアの入りが悪いというトラブルで入庫しました。
あわせて足廻りからの異音が出るので見てほしいという依頼でした。

クラッチはトランスアクスル側にあり、ワイヤーでレリーズアームを作動させます。
チェックしてみると、リンケージの遊びが大きくなっていたのです。
リンケージに入るピンが減って遊びが大きくなり。レリーズを引き切れていませんでした。

そこで減ったピンを本来の寸法で新たに製作して、本来の動きを復活させ完治しました。
アウレリアB20のサスペンションはスライディングピラー式で、ダンパー・オイルのエア抜きを行い、ちゃんと動くようにすると異音も消えました。
70年も前の車ですので、完璧な整備するには現代のモデルとは異なる技術と経験が必要になってきますね。

La CORSA TECNICA(ラ・コルサ・テクニカ)

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