寒いといえばヒーター
佐藤自動車工業の佐藤です。
ポルシェ356のヒーターは、シフトレバー前のレバーを手前に引き上げ、または前側か後ろ側のダイヤルを左方向/時計と反対に回します。
プリAのみ、ダッシュにあるボタンを目いっぱいの力で引きます。
引かれたワイヤーはエンジン下部にある「バタンコ」と呼ばれるヒーターボックスのフタを閉じることにより、エンジンを冷却した温風が車内に流れます。
バタンコ→ホース→車内シート横の穴、という流れで温風が導かれます。
下の写真は、夏になると調整が悪いヒーターから温風が出で暑くなるので、誰かがホースにフタをしていました。
そんなヒーターの効かない356のオーナーさんは、冬はとても寒かったそうです。
バタンコは「ワイヤー」で引っ張りますが、それに連結しているのは「ロッド」で、戻す作動もするのでワイヤーではダメなのです。
「フルレストア」されたという356を見ると、親切にも新品の「ワイヤー」でヒーター機構が作り直されていました。これではちゃんと作動しません。
そこで「ロッド」を使ってオリジナルの構造に戻しました。
クリップボルトも356専用の特殊なボルトを使います。
適当に修理できますが、下をのぞくと見える箇所なので、やはりオリジナルが正解です。
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http://sato.car.coocan.jp E-mail:[email protected]
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