プジョー・クーペ 407の車検整備 トラブル解消も二回りめに
RS-UNOの星野です。
車検整備をご依頼いただいたプジョー・クーペ 407は
親子二代にわたってお付き合いいただいているカスタマー様です。
お父様はシトロエン C5Ⅲサルーン V6でご子息は407クーペ V6
いずれも弊社からご購入いただきました。
最近は407も見かけなくなってきました。
こちらの407クーペも走行距離11万キロを超えましたが絶好調です。
…といいつつも、色々と問題が出る一歩手前でした。
ご購入からずっと点検整備をお任せいただいていますので、
良くあるトラブルは一通り解決してきましたが、
そろそろ二回りめに入ってきた感じですね。
V6エンジンのカムカバーからのオイル漏れは、もはや定番です。
今回は奥バンクの樹脂製カムカバーからオイル漏れで、
プラグホールまでオイルが溜まっていました。
このカムカバーは初めての交換で、4枚あるカバーのうちでも
ここのカバーは一番傾斜角が緩いので漏れにくいところでもあります。
ここのカムカバーからの漏れは、プラグホールが谷になっているので
発見が遅れるとこのようになってしまいます。
一番奥のカムカバーからの漏れは、排気管のカバーに垂れるので
オイル焼けの臭いや白煙が出るため発見しやすいです。
イグニッションコイルは8mmのボルトで固定していますが
2本のコイルでこの固定部分が割れていました。
3本共に交換しました。
診断機でカムポジションセンサーにエラーが入っていたので交換しました。
ポジションセンサー・バンク1の不良ですので、問題があるのは前側のセンサーですが、
交換に手間のかかる奥バンクのセンサーを新品に交換し、
外した奥側のポジションセンサーを前側と入れ替えました。
オイル漏れは止まり、その他エアクリーナー、エアコンフィルター、
オイル、ブレーキパッドなどの消耗品を交換して作業は完了しました。
RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)