スペシャルショップ

静岡から2台のホンダ CR-ZがABS修理で偶然に同時入庫


こんにちは、Jスクエアの永井です。
 
ホンダ CR-ZのABS修理で静岡県からご来店いただきました。
ディーラーさんでの見積もりが高額で、部品もすぐに入荷しないとのことで
弊社にご相談をいただきました。
 
JスクエアではABSユニットの交換ではなく、オーバーホールを採用しています。
そのため、多くの場合は当日お待ちいただいている間3-4時間で修理が完了します。


この日はなんともう1台CR-ZがABS修理で入庫されていましたが、
そちらも静岡県からという偶然でした。
 
 
 

警告灯

 


ABSランプの他にヒルスタートアシスト点検ランプも点灯していました。
ヒルスタートアシストとは坂道で停車時にブレーキペダルから足を離しても
一時的にブレーキを保持してくれる機能です。


メーター中央部にABSとESPの警告灯が点いています。
 
 
 

診断

 


故障か所を特定するために、診断機による診断を行います。
診断用コネクターは運転席足元の左側にあります。


入力されていた故障コードはこちらです。
 52-1 モーターON/OFF固着
このコードならば、弊社でのオーバーホールで修理対応できます。
 
 
 

ABSユニットの取り外し

 


まずはブレーキオイルを抜き取り、ABSユニットを取り外していきます。



ブレーキ配管を取り外し、ABS本体を取り出します。
 
よく、「自分でABSユニットを取り外して送ってもいいですか?」と
ご質問をいただくのですが、基本的には設備の整った修理工場様での
取り外しをご案内しております。
 
ブレーキ配管の取り外しは繊細で、少し間違えただけで再使用不可能になってしまいます。
また、取付け後にブレーキオイルのエア抜き作業を行いますが、
その際には専用の圧送機が必要となります。
 
そのため、地元の修理工場様での脱着か、ご来店いただいての作業を
お願いしております。


ABSユニットが外れました。こちらを分解・修理します。


ABSを取り外した後の配管からはブレーキオイルが垂れてくるため、
ウエスを敷いてボディにブレーキオイルがかからないようにしておきます。
 
 
 

ABSユニットのオーバーホール

 


こちらがCR-ZのABSユニットを分解、基盤部分を露出させたものです。
表面に実装されたコンデンサやトランジスタなどの部品を交換します。


モーターのコイルとブラシも交換・修正を行い、ユニットの修理は完了します。
 
 
 

ABSユニット取り付けとエア抜き作業

 



ABSユニットの取付け後にはエア抜き作業を行います。
ブレーキマスターのリザーブタンクに圧送機を接続して
ブレーキオイルを圧送します。


リザーブタンクから圧をかけて、4輪のブレーキキャリパーからエアを抜きます。
以上の工程で作業は完了、ABSも正常に動作するようになりました。
 
JスクエアでのABS修理は輸入車が大半でしたが、近年ではスバルやホンダ、
マツダ、日産など日本車の修理も増え、全体の1/5程を占めるようになりました。
ABS警告灯の点灯でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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