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ポルシェ356のエンジンはこうなっています

ポルシェ356のクランクケースやシリンダー、シリンダーヘッド部分は、車載状態ではほとんど見えません。
見えているのは冷却ファンのカバー(ハウジング)とキャブレターとディストリビューター、オイルフィルターくらいです。
そこで356を理解していただくために、1956年型ポルシェ356スピードスターに積まれている616/1型エンジンの分解写真をご覧いただきましょう。

車体に積まれた状態で見えるのは補器類やカバーだけです。
エンジンを車から降ろしても、本体はまだよく見えません。

冷却ファンのカバーと、マフラー、キャブ、ディストリビューターを外すと、ロングブロックと呼ばれるエンジン本体が、ようやく見えてきます。
これがエンジン本体で、とてもコンパクトで低重心です。
真ん中に立っているのがオイルクーラーで、1937年のフォルクスワーゲンの開発中に採用されたシステムです。
エンジンのフィンによる「空冷」だけでなく、内部のオイルで冷却する「油冷システム」となります。

この状態でクランクケースに穴を開けて上下に配置していくと、ゼロ戦に代表される「星型自然空冷」エンジンが出来上がります。

さらにクランクケースからシリンダーヘッドとシリンダーを外し、さらにクランクケースもばらします。

SANYO DIGITAL CAMERA

これでクランクシャフトとコンロッド、カムシャフトが見えてきました。
主な部分は分解済みですが、ここから先は大変に重要な部分で、繊細な作業が必要になります。
以上は組立時の写真を逆配置しましたので、細部のつじつまは少し合いませんので、あしからず。

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