シトロエン C2のエンジン不調 修理できないと言われて……
RS-UNOの星野です。
シトロエン C2は昨年からご相談いただいていた新規のお客様です。
これまで診ていただいていた整備工場さんが白旗ということでお預かりすることに。
「ECUがダメで交換する必要があるが、部品がないので修理できない」
とのことで、「最悪はエンジン交換で、廃車も考えた方が良い」
とも言われたそうです。
オーナー様の亡きお母様との思い出がつまったクルマで
簡単には諦められないので、何とか治らないかとご相談いただきました。
責任は重大です。
治らなかったらどうしましょう。

クルマをお預かりし、まずエンジンは普通に掛かりました。
オーナー様のお話では、エンジン警告灯が点いていて、
アクセルを踏んでも加速しない、坂道を登れないとのことです。
テストドライブで確認。言われたとおりアクセルの反応がとても悪く加速しません。
経験上これはスロットルのディの不良が疑われます。


診断機ではエラーコードのP0122/P0121/P1161/P1153と
いずれも電動スロットルのバタフライの不良が入力されていました。
症状とエラーコードが一致したので、スロットルボディを交換することに。
もちろん、新品部品はすでにないので、中古部品を探すことに。
運良くすぐに見つけることができました。


スロットルボディを交換します。
昔にプジョー 206でもスロットルの不具合が多くありました。


ブローバイホースの遮熱カバーがボロボロで粉を吹いていたので
コルゲートチューブに入れ替えました。
スロットルを交換後、初期設定をして走行プログラムにしたがって
セッティングを行い、作業は完了です。
ECU交換とか、廃車とか、何を見てそう判断したのか不明ですが、
スキルがないことを棚に上げ治せないのと、治らないのは大きな違いです。
エラそうなことは言えませんが、日々精進です。
あしからずm(__)m
RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)