試乗 VWティグアン・オールスペース2.0ℓディーゼル より安価なモデル推奨
公開 : 2018.01.29 10:40
手頃なサイズに7シートを備えた、フォルクスワーゲン・ティグアンのバリエーションが英国に上陸。この日本未発売モデルの実力を、中級グレードの2.0ℓディーゼルを積んだ仕様で試します。
もくじ
どんなクルマ?
ー ティグアンがベースの7人乗り
ー ディーゼル主体のラインナップ
どんな感じ?
ー パワーと引き換えにした洗練性
ー パワフルな分、燃費は低下 シャシーは万全
ー 3列目のスペースも予想通り
「買い」か?
ー 150ps仕様がおすすめ さもなくば…
スペック
ー VWティグアン・オールスペース2.0 TDI 190のスペック
どんなクルマ?
ティグアンがベースの7人乗り
フォルクスワーゲンが、SUVに本腰を入れはじめた。時間はかかったが、バリエーションはますます増えそうな気配だ。
1月に英国で発売されたティグアン・オールスペースは、そうした展開の一環だ。要は、ティグアンをベースに、2座の3列目シートを追加したモデルである。
われわれはすでに、フランス・マルセイユでの国際試乗会でこれを走らせているが、英国の公道に持ち込むのはこれが初めてだ。
基本的にティグアンがベースであることは明らかにみてとれるが、フロント周りは北米専売モデルの大型SUVであるアトラスに似たデザインが与えられた。
ラジエーターグリルやボンネットは高さを増し、リアドアは延長されている。さらに細かく観察すれば、リアのクォーターウインドウも形状が変わっていることに気付く。
とはいえ最近、フォルクスワーゲンのデザイナーはあまり色気のない堅実なスタイリングがお好みのようだ。