長期テスト 日産マイクラ(1) 日本未導入モデル 変更点は?
公開 : 2018.03.15 17:10 更新 : 2021.03.19 11:28
日産マイクラがAUTOCARの長期テスト車に加わりました。残念ながら日本には導入されておりませんが、フルモデルチェンジを経て先代からどう変わったのでしょうか? ポロなどのライバル多きこのカテゴリーで戦えるのか。0.9ℓガソリンモデルを試します。
もくじ
ー 大きく変わったマイクラ
ー 目を引くテクノロジー
ー 購入時に選んだオプション
ー マイクラ 納車後の第一印象は?
ー テスト車について
ー 追加した装備一覧
ー テストの記録
大きく変わったマイクラ
目を疑うかもしれないが、このハンサムなクルマが日産が超小型車市場をかき乱すべく投入した新型マイクラである。見慣れた丸っこいマイクラはあの醜いC+Cと共に消え去ったのだ。
日産が「たくましくダイナミックになった」と説明するシャープなエクステリアは、1983年に発売された初代マイクラのように直線的なラインも取り入れられている。
日産はこの新たなアプローチ手法は顧客が求めていたものだと説明している。彼らは今までの経験から、超小型車ユーザーの要求に答えるべく妥協のないパッケージングを実現したようだ。しかしながら、マイクラユーザーの忠誠度を見る限り、日産にとっては過去のモデルからの大幅な改変はリスクを伴うはずである。事実、マイクラは34年間にわたり世界中で700万台ほど売れており、そのうちの350万台以上がヨーロッパにおけるものだ。では、この改良は功を奏するのだろうか?
日産の新型マイクラに対する思いは論理に基づくものではなく、ルノーとの提携に基づくものだ。これによってマイクラをルノーのクリオやゾエと同じフランスのフリンスにあるラインで生産することができるようになったのだ。このマイクラはヨーロッパのルノー工場で生産された初めてのモデルである。
特徴はシャープなルックスだけではない。