名門アルヴィス復活 コンティニュエーション・シリーズ、日本販売も開始
2018.11.16
イギリスの通好みといえる「アルヴィス」が復活! 日本発売されます。当時のシャシー/パワートレインを利用して製作され、年式は1937年式に。1965年のTE21も用意し、コンティニュエーション(継承)シリーズと謳う新車を販売します。写真と画像14枚。
text&photo: Kazuhide Ueno(上野和秀)
もくじ
ー 80余年を経たタイムトラベラー
ー 日本で買うアルヴィス
ー 知っておきたい アルヴィスとは
80余年を経たタイムトラベラー
イギリスにおいて上質で先進的なクルマを作ることで知られているアルヴィスは、1967年にその生産にピリオドが打たれる。
しかしファクトリーに残っていたシャシーやエンジン、トランスミッションを利用して、新生アルヴィスにより再び生産されることになった。あわせて当時アルヴィスの日本代理店を務めていた明治産業が、再び総代理店権を得て導入すると発表された。
日本での発表会はイギリス大使館で行われ、駐日大使のクリス・ヘファー氏の祝辞に続き、ジ・アルヴィス・カー・カンパニー・リミテッド会長のアラン・ストート氏がアルヴィスのスピリッツと経緯を語った。
新生アルヴィスのメインとなるのが1937年の4.3リットル・モデルだ。当時150台を生産する予定だったが第二次大戦でドイツ軍の空襲により73台を製作したところで中断。しかし残り77台分の承認と主要パーツが保存されており、今回「アルヴィス・コンティニュエーション・シリーズ」と名付けられ、1937年製の新車として姿を現すことになったのである。シャシーナンバーとボディナンバーは当時の続番が与えられる。