アイルトン・セナ 没後25年 彼を知るひとのコメント

公開 : 2019.05.03 09:00

アイルトン・セナがフォーミュラ1サン・マリノGPでの事故で命を落としてから25年が経過しました。F1そのものを変えたと言っても過言ではない彼を偲び、AUTOCARが過去に彼を知るひとびとに行なったインタビューを振り返ります。

もくじ

モータースポーツに大きな影響を与えた男
デーモン・ヒル(1996年世界チャンピオン、セナのチームメイト)
ロン・デニス(マクラーレン・グループ会長兼CEO)
マレー・ウォーカー(セナに最後にインタビューしたF1コメンテーター)
イアン・ハリソン(事故当時のウィリアムズの監督)
デニス・ラッシェン(1982年にフォーミュラ・フォード2000のマシンを用意)
ラルフ・ファーマン(1981年にフォーミュラ・フォード2000でヴァン・ディーメンFR81をドライブ)
テリー・フラートン(カートのチャンピオン、セナのライバル)

モータースポーツに大きな影響を与えた男

アイルトン・セナがイモラ・サーキットで行われたサン・マリノGPにおける事故で亡くなってから25年が経過した。しかし、彼は彼のことを知る多くのひとびとの中で生き続けている。

2014年に行われたインタビューを振り返ってみると、あのブラジル生まれの天才レーサーがモータースポーツ、テクノロジー、そして大衆文化に与えた影響の大きさが確認できる。

デーモン・ヒル(1996年世界チャンピオン、セナのチームメイト)

「わたしがアイルトンとともに過ごした時間はわずかでしたが、その中でも彼が非常に真摯なひとであると感じました。わたしはフォーミュラ1に参加するまでのあいだ、彼についてさまざまなことを見聞きしていました」

「チームに加入した当初、わたしはその事前情報と実際に目の前に座る彼とを照らし合わせてみました。その両者に大きな差はなく、彼は自分自身に対しても正直な人間であると感じました」

「彼から学んだとを思い起こしてみましたが、彼はわたしとは別の次元おり、仕事上は多くのことを得られなかったように感じます。彼はわたしを家に招待してくれるようなひとではありませんでした。しかしわたしが世界チャンピオンになれた時、彼の考え方がわかったような気がしました。彼は非常に純粋で、類い稀かつ貴重な存在であったのだと思います」

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