ヤナセの「あの」ステッカー 知られざる厳密なルール 貼りつけ位置、本当の理由
公開 : 2019.07.05 19:10 更新 : 2019.07.06 10:14
ヤナセでクルマを買うと、「YANASE」と書かれた黄色いステッカーが貼られます。このステッカーにはあまり知られていないルールや、目立つ位置に貼られる理由がありました。
text:Kumiko Kato(加藤久美子)
もくじ
ー ヤナセの黄色いステッカー 誕生は1972年
ー バブル 「YANASE」ステッカー地位確立のわけ
ー 目立つ場所に貼られた、本当の目的
ー ステッカーを貼る場所、厳密に決められている
ヤナセの黄色いステッカー 誕生は1972年
ヤナセの黄色いステッカーが誕生したのは1972年のこと。VI(ビジュアル・アイデンティティ)マニュアル作成に合わせて導入され、正式に統一された。
基本デザインはその時から現在まで変わっていないが、1991年4月からサイズが少し変更されている。
「ヤナセの取り扱い車であるということをより明確にするため。デザインは従来通りで縦横5mmずつ大きくなりました」(ヤナセ広報宣伝室)。ラミネート加工もこの時から開始されている。
ちなみに1972年といえば日本車では、CVCCエンジン搭載のシビック、初の乗用4WDであるスバル・レオーネが発売されており、海外ではメルセデス・ベンツSクラス、BMW 5シリーズ、アウディ80のそれぞれ初代モデルが発売されたころ。国内外で歴史的名車が誕生した年でもある。
ところで、バブル時代にはヤナセステッカーを貼ったクルマは他を圧倒する「ステイタス」を誇っていたことをご存知だろうか?