トヨタとスズキ、資本提携へ 自動運転ふくむ新フィールドで協力 3年前から検討
公開 : 2019.08.28 17:32 更新 : 2019.08.28 17:34
トヨタとスズキが資本提携へ。トヨタはスズキが実施する第三者割当による自己株式の処分により、スズキの普通株式を取得予定。スズキは、市場買付により480億円相当のトヨタ株式を取得予定。
トヨタとスズキ 資本提携の内容
トヨタとスズキは、本日、資本提携自に関する合意書を締結した。
トヨタは、スズキが実施する第三者割当による自己株式の処分により、スズキの普通株式(2019年3月31日現在のスズキの発行済株式総数)2400万株(自己株式を除く)に対する所有割合4.94%=総額960億円(小数点第二位未満は四捨五入)を取得する予定。
また、スズキは、市場買付により480億円相当のトヨタ株式を取得する予定。
これらの株式取得は、海外の競争当局の承認が得られ次第実施する予定。
トヨタとスズキ 資本提携の目的
両社は、2016年10月12日に業務提携に向けた検討を開始して以降、具体的内容の検討を続けてきた。
2019年3月20日、トヨタの強みである電動化技術とスズキが持つ強みである小型車技術を持ち寄り、商品補完を進めることに加え、商品の共同開発や生産領域での協業等に取り組むため、具体的な検討に着手することを公表。
それぞれが得意とする技術/商品や既存の事業基盤の強化だけではなく、今まで通り競争者であり続ける。
また新たなフィールドでの協力関係を構築して深化させることにより、自動車産業を取り巻く新たな課題を克服することによって、持続的成長を実現したいという。
具体的には、自動運転分野を含めた新たなフィールドでの協力を進めていくために、両社の長期的な提携関係の構築/推進をめざす。