VW eゴルフ、英国で値下げ 新型ゴルフ発表後に生産終了へ
公開 : 2019.09.03 20:56
フォルクスワーゲンのEV、「eゴルフ」が、英国市場で値下げされました。理由は、近々登場する「ID 3」とのカニバリを避けるため。生産終了も近づいているようです。
顧客は、ID 3へ?
フォルクスワーゲン英国法人は、EV版のゴルフである現行型「eゴルフ」のイギリス販売価格を値下げした。英国政府の補助金を適用した場合、新価格では2万7575ポンド(353万円)からとなっている。
独立したラインナップとして、フォルクスワーゲン初のエレクトリック・モデルとなる「ID 3」が、近日中に正式発表される。その直前でeゴルフの価格変更が行われたわけだ。
eゴルフは、2014年に欧州発表された当時は、最高出力115ps、航続可能距離190kmというスペックであった。その後、2017年には最高出力が136psにパワーアップ。35.9kWhのバッテリー搭載により航続可能距離も232km(WLTCモード)まで延長された。
新型ゴルフ、年内発表へ
一方の新型EV「ID 3」は、330kmから550kmという航続可能距離のモデルが用意される。AUTOCARではその英国向け予想価格を、2万5500ポンド(326万円)と考えている。
現行型eゴルフの生産は、新型ゴルフ(ゴルフ8)の導入とともに、2019年末には終わる見込みだ。ID 3と顧客が重なることを避けるのが理由の1つである。
しかしながら新型ゴルフの電動モデルは、プラグイン・ハイブリッド車の「GTE」だけが提供されるという情報もある。