日産ジューク新型、欧州発表 新小型SUVの内装/サイズ/英国価格/スペック
公開 : 2019.09.04 01:34 更新 : 2019.09.04 01:55
2代目となる新型ジュークが欧州発表。全体的に大きくなりましたが、性能/快適性は向上。英国価格は邦貨換算222万円から。11月に欧州発売される予定です。
「成長」した2代目
日産が第2世代となる新型ジュークを発表した。先代はコンパクト・クロスオーバー流行の先駆けとなったモデルだが、新型はパフォーマンスと実用性が向上し、「成長した」と日産では主張している。
欧州5都市のイベントで公開された新型ジュークは、英国でも注文受付が始まっており、価格は1万7395ポンド(約222万円)からとなっている。
初代ジュークは2010年に発売され、以来100万台近い売り上げを記録した。このクルマが実質的にコンパクト・クロスオーバー・クラスを開拓したが、そこに新たなライバルが過剰に参入したため、旧態化したジュークは苦戦を強いられていた。
日産は昨年、欧州で6万7763台のジュークを販売したが、2011年から2013年には年間10万台以上も売れていた。これに対し、例えばルノーのキャプチャーは、2018年に12万1970台が販売されている(数字はジャトー・アナリスティック社の調べによる)。
新しくなったジュークのデザインを確認してみよう。
サイズ 全長4.2mに
第2世代として全面的に刷新されたジュークは、ラインがよりシャープになり、主張の強い新デザインのグリルが採用された。
一方で、大きな丸型ヘッドライトとその上の細いデイタイム・ランニングライトや、クーペ風の「フローティング・ルーフ」と呼ばれるデザインなど、初代の個性的な特徴もいくつか受け継いでいる。アロイホイールは大径化して19インチとなった。
欧州日産の製品企画担当副社長を務めるポンズ・パンディクシラによると、ジュークは「成長」し、向上したパフォーマンスを提供できるように開発されたものの、「運転する楽しさは変わらず、依然として際立ったものになる」という。
新型ジュークは、ルノー・日産・三菱アライアンスの「CMF-B」プラットフォームをベースにしている。これはルノーの新型キャプチャーやクリオにも使われているものだ。新型ジュークは全長4210mm、全幅1800mm、全高1595mmと、初代より75mm長く、15mm幅広く、30mm高くなった。
内装は? 後席/荷室
サイズが大きくなったにもかかわらず、高張力鋼を多用する新プラットフォームによって車両重量は先代より23kg軽くなっているという。
剛性も上がり「安定性、パフォーマンス、コーナリング性能が改善された」と日産では主張している。
日産によれば、後部座席の膝周りは58mm広くなり、荷室は先代の354Lから422Lへと大幅に拡大したという。
インテリアは快適性の向上にも力が注がれ、最新型キャシュカイと同じく「モノフォーム」構造のシートが標準になった。オプションでアルカンターラやレザーの表皮も選択できる。