実車 ロータス・エヴァイヤ 2000ps、2億円超えのEVハイパーカー日本公開

公開 : 2019.09.09 05:50  更新 : 2021.10.19 19:49

ロータス・エヴァイヤが、日本初登場。500psのモーターが4輪を駆動し、最高出力2000psを発揮するEV。限定130台ですが、まだ残枠があるようです。

ジャパン・ロータス・デイに登場

text&photo: Kondo Hiroyuki(近藤浩之)

9月8日。富士スピードウェイで行われた年に一度のロータスの祭典、「ジャパン・ロータス・デイ2019」において、ロータス・エヴァイヤが日本国内で初お披露目された。会場で撮影した実車写真をここではお届けしたい。

ジャパンプレミアは、ロータス・カーズから、エグゼクティブ・ディレクターのジェフ・ダーウィン氏やリードデザイナーのバニー・ハット氏などを迎えて行われた。

「ロータスのEVハイパーカー、エヴァイヤ」
「ロータスのEVハイパーカー、エヴァイヤ」

7月16日に英国のロンドンにて世界初公開され、8月15日に米国のモントレー・カーウィークから開始されたワールドツアーの一環となる。

最高速320km/h以上

ジェフ・ダーウィン氏が「新な時代が始まる象徴、ロータスが目指す未来を象徴する」と語ったエヴァイヤ。

これまで何度か英国からの情報をお伝えしているので詳細は省くが、ワンピースのカーボンファイバー製モノコックシャシーのミドにバッテリーパックをマウントする。

「ロータスのEVハイパーカー、エヴァイヤ」
「ロータスのEVハイパーカー、エヴァイヤ」

500psのモーターを4基セットすることで最高出力は2000psを発揮。最高速320km/h以上というスペックを持つハイパフォーマンスEVモデルだ。

ポロシティとは

富士スピードウェイに姿を現したエヴァイヤは、バニー・ハット氏が表現した「ポロシティ(多孔性)」というデザインコンセプトの通り、ボディの中を通されたベンチュリー効果を得るトンネルなど、ダクト(孔)の多さが目を引く。

ボディの中を流れる気流さえもコントロールするこのデザインは、エンジンの搭載スペースが必要ないEVモデルならではのもの。

「ロータスのEVハイパーカー、エヴァイヤ」
「ロータスのEVハイパーカー、エヴァイヤ」

インテリアに関しても、このポロシティというデザインコンセプトが採用されている。

130台限定 2億円超え

エヴァイヤは、「Type 130」の開発コードにちなんで、130台の限定生産となり、価格は180万~200万ポンド(2億3876万円~2億6529万円)の設定。

すでに受注が開始されており25万ポンドの手付金を支払うと、生産枠が確保されるという。この価格は英国ロータス工場渡し価格で、別途輸送・登録諸費用などが必要となっている。

「ロータスのEVハイパーカー、エヴァイヤ」
「ロータスのEVハイパーカー、エヴァイヤ」

日本で購入する場合はLCI(ロータス正規輸入総代理店)を通してこの作業を行うことになる。

受注 まだ間に合う

ちなみに、北米などからすでに予約は入っているそうだが、130台の受注枠は完全には埋まってはいない状態だという。

まだまだ、2000psの英国発のハイパフォーマンスEVモデルを手に入れるチャンスがあるというわけだ。

「ロータスのEVハイパーカー、エヴァイヤ」
「ロータスのEVハイパーカー、エヴァイヤ」

ここで気になるのは、エヴァイヤの登場によってエリーゼ、エキシージなどの通常モデルにまでEV化が及ぶかどうかだが、ガソリン・エンジンを始め様々な組み合わせを考えてはいるが、その内容と時期などの発表は現時点ではしない方針だという。

記事に関わった人々

  • 近藤浩之

    Hiroyuki Kondo

    某自動車雑誌を経てフリーに。2013年に(株)スカイピクチャー設立(とはいっても1人で活動)。仕事は写真/動画の撮影編集、たまに作文。対象はクルマを始め、建築/フード/人物など幅広いが、要は何でも屋の便利屋。苦手なことは、自分のプロフィールを自分で書くこと(要はこの文章)

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