モータースポーツから着想を得たミニ・リマスタード 最高出力100ps以上 邦貨1300万円から
公開 : 2019.09.10 11:50
1000万円超のミニとして注目を集めたデイビッド・ブラウンのミニ・リマスタードに、モータースポーツから着想を得た高性能な限定モデルが登場しました。4シーターのほか、ロールケージ付きの2シーター仕様も選べます。
パワーは通常の40%増
デイビッド・ブラウン・オートモーティブは、ミニの誕生60周年を記念して、この自動車のアイコン的存在を現代的に改良したミニ・リマスタードの限定モデルを発表した。
このオセリ・エディションと呼ばれるモデルは、クラシック・モータースポーツのスペシャリスト、オセリによるチューニングが施されている。エンジンはオリジナルのBMC Aシリーズだが、排気量が1.0Lから1.4Lに拡大され、最高出力は100ps以上。ミニ・リマスタードの標準モデルに搭載されているエンジンと比べると40%増しだ。
さらにトランスミッションは、低い回転数で高速走行を可能にするために5速ギア化。改良されたエグゾーストとインテーク・システムも、パワーの向上に一役買っている。
ボディの下には、スパックス製の調整可能なパフォーマンス・タンパーを装備。ワイドなホイールとタイヤを履かせ、ブレーキも強化された。フロントに大径ディスクと4ピストン・キャリパー、リアにはアロイ製のドラムが組み込まれている。
ロールケージを装備した2シーターも用意
購入者は、ヒストリック・モータースポーツにちなんだ2種類の専用カラーから選ぶことができる。ボディ・カラーはダークグレーとオフホワイトが用意され、これに赤、青、緑いずれかのレーシング・ストライプが入る。エンジンカバーはストライプと同色で塗装。通常はクロームとなるバンパー、ヘッドライトベゼル、ドアミラー、ドアハンドル等は、ホイールアーチと合わせてブラックで統一される。
オセリ・エディションは2人乗りと4人乗りから選択できる。サーキット走行に適した2シーター仕様は、手作業でトリムされたロールケージやバケットシートを装備する。オーナーはサベルト製の4点式ハーネスのほか、通常のシートベルトも選べる。4シーターは外装のストライプと同色のアクセントがシートに施される。
オセリ・エディションは60台の生産が予定されており、価格は4シーターが98000ポンド(約1300万円)から、ロールケージ付きの2シーターは10万8000ポンド(約1430万円)からとなっている。