【2019年 最高のハッチバック10選】 高級かつスポーティが主流に
公開 : 2019.12.28 05:50 更新 : 2021.03.05 21:36
古典的なファミリー向けハッチバック依然として重要なセグメントあり、古参のモデルだけでなく新参車が次々と登場しています。しかしわれわれの知る昔ながらのファミリー向けハッチバックのように人と物を運ぶことに特化した控えめなクルマではなく、より高級志向かつスポーティなモデルが主流となっています。
もくじ
ー10位 ヴォグゾール・アストラ
ー9位 メルセデス・ベンツAクラス
ー8位 アウディA3スポーツバック
ー7位 ホンダ・シビック
ー6位 キア・シード
ー5位 マツダ3
ー4位 BMW 1シリーズ
ー3位 セアト・レオン
ー2位 フォルクスワーゲン・ゴルフ
ー1位 フォード・フォーカス
10位 ヴォグゾール・アストラ
アストラには最近モデルライフ中盤のアップデートが加えられ、その外観にも小変更が与えられた。新開発のガソリンおよびディーゼル3気筒エンジンが選択可能だ。
サスペンションにも変更が加えられ、以前には批判の多かった乗り心地も大きく改善されている。
今回の変更点は概ね目論見通りに作用していると言える。新しい145psの1.2Lガソリンエンジンは特によくできており、滑らかな走りを見せてくれる。
ハンドリングも良好だ。フォード・フォーカスなどに並ぶほどの刺激はないが、それほど遠くない仕上がりだ。インテリアは質素だが、その広さは特筆に値する。
9位 メルセデス・ベンツAクラス
メルセデスが送り出した最新のファミリー向けハッチバックは今までと比べるとややコンベンショナルな仕上がりだ。しかし、多くのオーナーにとってはこれが受けたのだろう。
先代からさらに大型化し、このセグメントでも大柄な部類となった。豪華かつテクノロジー満載のインテリアがこのクルマのセールスポイントだ。上級トリムを選択すれば、2枚のワイドスクリーンで構成される計器類およびMBUXインフォテインメントシステム得ることができる。
インテリアのパッケージングは完璧とは言えず、不自然に突出した内側ドアハンドルがニースペースを侵食している。とはいえ、その車内空間は十分なものだ。
一方のドライビング・エクスペリエンスは見事だ。エンジンの選択にもよるが、静かでありながらパンチも十分だ。メルセデスの上級エンジンは価格に見合った性能を持っている。そして独立式リアサスペンションを選択すれば、このクラスでも秀でた運動性能を見せてくれるだろう。
8位 アウディA3スポーツバック
このプレミアムブランド製のファミリー向けハッチバックは、フォルクスワーゲン・グループが持つ魅力を寄せ集めたようなクルマだ。
よく回るTSIエンジンや経済的なTDIエンジンが用意され、その維持費も低く抑えられている。一方で質感の高さやデザインはアウディそのものだ。
A3スポーツバックはインゴルシュタットから送り出されるクルマの半分に達する勢いの売り上げとなっている。
完成度は高く、車内は上品、そして経済的かつ洗練され速いクルマだが、ライバルたちと比べると官能性に欠ける点は否めない。
7位 ホンダ・シビック
現在10代目にあたるシビックは、ありふれたクルマであった過去から離れ、賛否両論あるモデルだ。この新型は今までで最大のボディが与えられている。
特徴的なデザインだが、ややコンベンショナル寄りになったとも言えるだろう。しかしその運動性能は今まで以上の仕上がりだ。
ホンダの新しいガソリンエンジンは印象的だ。ただし、この3気筒ユニットは高回転域の魅力ではフォードの1.0Lにかなわない。
ホットモデルであるシビック・タイプRはまさに素晴らしいの一言だ。