【対等合弁】ジーリーホールディングとメルセデス、スマート製造の合弁事業を設立 スマートの生産は中国に
公開 : 2020.01.20 12:18
中国ジーリーホールディングとメルセデス・ベンツが、中国でスマートを製造するための、50:50の合弁事業を設立しました。メルセデスがデザインとスタイリングを、ジーリーホールディングがエンジニアリングをリードする、新しいスマートの生産が2022年に始まります。
スマートを製造するための合弁事業
中国ジーリーホールディングとメルセデス・ベンツが、中国でスマートを製造するための、50:50の合弁事業を設立したと、ロイターが報じた。
合弁事業は、すでに中国当局からの承認を受け、共同で7億8000万ドル(850億円)の投資を行なっている。
製造が行われる中国の沿岸都市、寧波に拠点がおかれ、経営は中国とドイツで共同で行われる。
スマートの生産は中国に移され、2022年には新しいEVモデルが登場する。
メルセデスがデザインとスタイリングをリードし、ボルボとロータスを所有するジーリーホールディングがエンジニアリングをリードする。
詳細はまだ明らかにされていないが、スマートは新モデルでBセグメントに進出する可能性もあるようだ。
プレミアムでインテリジェントなEVモデルのリーダー
メルセデスの親会社であるダイムラーと、ジーリーホールディングの共同声明によると、この合弁は「プレミアムでインテリジェントなEVモデルのリーダー」として、スマートをさらに発展させることを目的としている。
ジーリーホールディングの会長、リー・シューフーは、「対等なパートナーとして、スマートの価値を尊重し、スマート・ブランドのグローバルなプロモーションに全力を注ぎます」と述べている。
2022年に新しいモデルが立ち上がるまで、現行のスマート・モデルは、フランスのハンバッハと、スロベニアのノボメストにあるダイムラーの工場で生産を続ける。
また、ダイムラーは、EQブランドの小型モデルの生産に備え、約4億2700万ポンド(610億円)をハンバッハに投資する。
合弁事業は、ダイムラーとジーリーホールディングから3人ずつ選出された6人の取締役会が率いることとなる。