【新たな情報を入手】新型レヴォーグ、1.8Lリーンターボ(希薄燃焼)専用車か ハイブリッド車はない?
公開 : 2020.01.21 11:27 更新 : 2021.10.09 23:55
昨日おこなわれた「スバル技術ミーティング」にて、新型レヴォーグに関する新情報を手にしました。スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)第1段の最終系に位置し、1.8Lリーンターボ専用車の可能性も。
新型レヴォーグ 既に出ている情報おさらい
今年秋頃の発売と予想される、スバル新型レヴォーグ。
その正体が、スバル本社がメディア向けに開催した、スバル技術ミーティング(2020年1月20日:東京都恵比寿)で、さらに明らかになった。
まず、新型レヴォーグに関して、これまでの情報をまとめてみる。
量産車にほぼ近いかたちのプロトタイプが2019年10月、東京モーターショーで世界初披露された。次いで、東京オートサロン(2020年1月10日~12日)で、STIスポーツとしてのプロトタイプが登場した。
こうした中で、スバル本社が公開している新型レヴォーグの仕様は次の通りだ。
・新デザインコンセプト「BOLDER」採用
・新開発の1.8L水平対向直噴ターボ搭載
・スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)にインナーフレーム構造採用
・スバル初の電子制御ダンバーシステム採用
・ドライブモードセレクト採用
・新世代アイサイト採用
・新開発の高精度マップ&ロケーター採用
・日本初導入のコネクテッドサービス採用
以上を踏まえて、スバル技術ミーティングで明らかに新型レヴォーグの注目点について見ていきたい。
レヴォーグ、SGP第1段の最終系に
スバル技術ミーティングの冒頭、代表取締役社長・CEOの中村知美が登壇。
2018年7月に発表した中期経営計画「STEP」を基盤として、スバルのこれからについて熱く語った。
強調したのは、ディファレント(違い)という言葉だ。
スバルを愛する者たちによる、スバルらしさを徹底的に追及した、真面目なクルマづくりが、ディファレントを生む源泉になる、と説明した。
次いで、スバルの技術開発を統括する、取締役専務執行役員・CTOの大抜哲雄が「人を中心としてクルマづくり」が、スバルらしさを際立たせるための基本であると強調した。
「人を中心としたクルマづくり」の中で、キーワードとなるのが動的質感だ。
この動的質感の進化を実現したのが、2016年発売の現行インプレッサから採用されているスバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)である。
インプレッサ開発統括者は「本来、巨額の投資が必要なSGPは、車格の上であるレガシィから採用するのが(社内での)筋。ですが、動的質感を一気に変えるためにSGPは必要不可欠として社内を説得しました」という。
こうして生まれたSGPは、XV/フォレスター/レガシィ/アウトバックと各モデルで改良が進み、「レヴォーグは、SGP第1期の最終系となる」(大抜専務)という表現になった。