【真のグローバルモデル】フォルクスワーゲンID.4 SUV ニューヨーク・モーターショーで発表 4月
公開 : 2020.01.23 11:20 更新 : 2021.02.02 18:48
フォルクスワーゲンのID.4 SUVが、4月のニューヨーク・モーターショーで公開されます。2つの電気モーターと、83kWhのリチウムイオン電池を搭載し、あわせて最高出力306ps、最大トルク46kg-mを実現します。
ID.4クロスオーバーSUV
フォルクスワーゲンのID.4 SUVが4月のニューヨーク・モーターショーで公開される。
この新しいEVモデルは、2017年に初めて公開されたID.クロス・コンセプトのエクステリアの多くを引き継いでいる。
ID.3ハッチバックに続いて発売される、クロスオーバースタイルのSUVは、IDブランドのアメリカとヨーロッパにおける重要なモデルとなる。
ID.SUVには、オリジナルコンセプトの標準モデルとクーペSUVの、2つのバージョンがあり、それぞれID.4とID.5と呼ばれると予想されている。
標準モデルのSUVは、従来型のルーフラインとテールゲートを持つ。
2017年のID.クロス・コンセプトのスライド式ドアではなく、従来のリアドアとなることが期待されている。
モデルテストのプロトタイプを見たところ、ID.クロス・コンセプトから多くの部分を引きついているようだ。
昨年9月のフランクフルトモーターショーでID.3が発表された際に、カモフラージュしたID.4プロトタイプも提示されている。
この2つのモデルにも多くの共通点があるようだ。
ID.4とID.5は、ヨーロッパ、アメリカ、中国で製造され、真のグローバルモデルとしての地位を確立する。
ブランドの急速なEV展開の重要なカギとなるだろう。
ID.4の詳細
ID.4とID.5は、スポーツカーのダイナミックなラインと、オフロードモデルの機能を組み合わせている。
VWのベストセラーSUVモデルのロング・ホイールベース・バージョンであるティグアン・オールスペースと、同等のインテリアスペースが提供されると言われている。
ID.クロス・コンセプトは、長さ4625mm、幅1891mm、高さ1609mm、ホイールベースは2773mm。
寸法的には5シーターのティグアンと7シーターのティグアン・オールスペースの中間に位置している。
MEBベースのID.クロスは、2つの電動モーターを備えている。
1つはフロントアクスル内に、もう1つはリアに取り付けられ、83kWhのリチウムイオン電池を搭載している。
フロント電気モーターは102psと14.24kg-mを前輪に、リアユニットは204psと32kg-mを後輪に、あわせて306psの最高出力と46kg-mの最大トルクを得ている。
重量増加をカバーするために、後輪駆動のID.ハッチバックで使用されるパワートレインよりも101ps多くなっている。
ID.4の航続距離は500km以上とされているが、具体的な数字はまだわかっていない。
VWは、最高速度を180km/hに抑えると述べているが、パフォーマンスの数値はまだ明らかにされていない。
バッテリーがフロアストラクチャー内の低い位置に取り付けられ、電気モーターも前後の車軸アセンブリ内に収容されているため、前後の重量配分が48:52となる。
VWは、新しいプラットフォームとシャシーが「軽快なハンドリングと高い快適性」を提供すると述べている。