【フェラーリが圧倒的人気】2020年スコッツデール クラシックカー・オークション 高値をつけた20台のクルマ 後編
公開 : 2020.02.02 19:50 更新 : 2020.12.08 18:36
前編、中編と紹介してまいりました、スコッツデールでのオークションに出品された名車の数々。いよいよ上位の発表です。
もくじ
ー第7位 1967年 フェラーリ 330GTS
ー第6位 1972年 フェラーリ 365GTB/4「デイトナ」
ー第5位 1951年 フェラーリ 212 インター
ー第4位 1967年 フェラーリ 300GTS
ー第3位 1948年 タッカー モデル48
ー第2位 1932年 イスパノ・スイザ J12デュアル・カウル・フェートン
ー第1位 1995年 フェラーリ F50
第7位 1967年 フェラーリ 330GTS
販売価格:171万ドル(1億8600万円)
上位には、フェラーリが確実に入ってきている。
わずか99台しか生産されなかった、60年代半ばの素晴らしいGT、330は、速くて、見た目も素晴らしく、非常に特別な存在だ。
このスパイダーは、最低ガイド価格の180万ドル(1億9000万円)をわずかに下回る171万ドル(1億8600万円)で販売された。
このクラシックは、RMサザビー出品の中で最も高値をつけた。
第6位 1972年 フェラーリ 365GTB/4「デイトナ」
販売価格:193万ドル(2億1000万円)
またもやフェラーリの登場だ。
今度は、「デイトナ」のニックネームでよく知られる、V12エンジン、ピニンファリーナ製のドロップヘッドが象徴的な365GTB / 4だ。
アルジェント・メタリザートが出品した、走行距離がわずか6万4730Kmの、非常に独創的なクラッシックカーは、200万ドル(2億円)という低めの見積もりを、わずかに下回る価格で落札された。
第5位 1951年 フェラーリ 212 インター
販売価格:193万ドル(2億1000万円)
次は、200万ドル(2億円)を少しだけ下回って落札された、別のフェラーリだ。
これは212インターの、60年代ではなく50年代のクルマだ。
ボナムズの出品中で最高値をつけた。
2012年に大幅なレストアを受け、2014年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでクラス2位となり、2017年のカヴァリーノ・クラシックにも登場している。
第4位 1967年 フェラーリ 300GTS
販売価格:198万5000ドル(2億1600万円)
繰り返しになるが、200万ドル(2億円)に近いフェラーリがもう1台ある。
しかもまた330GTSの登場だ。
2010、11年に完全なレストアを受けた、最高のクルマだ。
その後数年間で、世界で最も権威のあるいくつかのコンクールに登場し、フェラーリ・クラシケ鑑定書を得ている。
第3位 1948年 タッカー モデル48
販売価格:204万ドル(2億2200万円)
タッカー48は51台しか生産されていなかったため、オークションで高額取引されることは安易に想像できる。
34番目に生産されたこのクルマも例外ではなく、プリセール見積もりの途中に瞬く間に売却された。
ジョージ・ルーカスとフランシス・フォード・コッポラの映画「タッカー」に登場した48のうちの1台だ。
走行距離はわずか1万kmで、大がかりなレストアを必要としない、数少ないタッカーの1つだ。