【じっくり見たい】改良型メルセデスAMG GT R 外装色はグリーンヘルマグノ

公開 : 2020.01.31 06:10  更新 : 2021.10.11 09:30

改良型AMG GT Rを撮影。日本導入は2019年でしたが、やっと実車に会えました。新LEDヘッドライトや内装の変更など、写真で確認しましょう。

AMG日本販売 過去最高

photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

2019年。メルセデスAMGは、日本において8000台を超える販売を記録した。

過去最高の台数がオーナーのもとに届けられたAMGモデルのなかにあって、スパルタンなキャラクターを前面に出しているのがメルセデスAMG GT Rだ。

改良型メルセデスAMG GT Rでは、ヘッドライトが、シャープなアロー形状の点灯体になった
改良型メルセデスAMG GT Rでは、ヘッドライトが、シャープなアロー形状の点灯体になった

昨年2月に改良新型に生まれ変わったGT Rだが、日本のカスタマーに届けられるようになったのは年の後半だった。今回、新デザインになったAMG GT Rを撮影することができたのでご紹介しよう。

改良型のフロントフェイスは、LEDハイパフォーマンス・ヘッドライトの採用により、ポジショニングライト&ウインカーがシャープな矢印型になった。

3つのリフレクターのハイ&ロービームとともに、AMG GT 4ドア・クーペと共通のファミリーであることを主張する意匠となっている。

GT Rの後ろ姿を特徴づけるのが、リアの中央に配置された、センターバーを備えた大型エグゾーストエンド。その左右にも、ブラックのエグゾーストエンドをディフューザー内に2本追加している。

内装も撮影

内装のトピックは、12.3インチの高精細メーターディスプレイと、センターコンソールに陣取る10.25インチのマルチ・ファンクション・ディスプレイだ。

センターコンソールはV8エンジンをモチーフにしたデザインが採用され、各スイッチ・カラーディスプレイボタンが機能的に並べられている。

改良型メルセデスAMG GT R
改良型メルセデスAMG GT R

ステアリングは、AMGパフォーマンス・ステアリングとなり、手を離さずに走行モードを変更できる「AMGドライブ・コントロール・スイッチ」を装備した。

スポークの根本に配されたボタンは、AMGダイナミック・セレクトのモードを「ベーシック」「アドバンスト」「プロ」「マスター」から選択することができる。

「マスター」は、AMG GT C、GT S、GT Rのみで使用でき、サーキットなどでドライビングを楽むドライバーを対象としたモードである。

0-100km/h加速 3.6秒

最高出力585psを発揮するエンジンは、4.0L V8ツインターボを採用。

2基のターボチャージャーをVバンクの内側に配置するレイアウトで、吸排気を最適化しながらコンパクトなサイズを実現。「ホットインサイドV」の愛称がついているユニットだ。

改良型メルセデスAMG GT R
改良型メルセデスAMG GT R

AMG GT Rのスペックは下記の通りとなっている。

車両価格:2426万円
全長×全幅×全高:4550×2005×1285mm
ホイールベース:2630mm
型式:ABA-190379
エンジン:3982ccV8ツインターボ
最高出力:585ps/6250rpm
最大トルク:71.4kg-m/2100-5500rpm
0-100km/h加速(欧州参考値):3.6秒
最高速度(欧州参考値):318km/h
車両重量:1690kg
乗車定員:2名

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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