【すべて色違い】8台のカラフルなフェラーリ・ディーノを展示 ロンドン・コンクール
公開 : 2020.02.04 16:50
6月10・11日に英国の首都で開催されるロンドン・コンクールに、8台の異なるボディ・カラーをまとったディーノが展示されることに決まりました。この時期にロンドンへ行かれる方は見逃してはいけません。
100台を超える名車がロンドンに集結
6月10・11日に開催されるロンドン・コンクール2020において、様々な色をまとった8台のフェラーリ・ディーノが、特別展示として並ぶことになった。
これらのディーノは、英国で最も古いフェラーリのスペシャリスト、フォスカーが集めたもので、個人オーナーが所有する車両だという。
クラシックカーから最新モデルまで、100台を超える垂涎の名車が展示されるロンドン・コンクールだが、この特別展示は見逃せない。
ワイドフェンダーの特別仕様も
ロンドン中心部にある名誉砲兵中隊の芝生に展示される8台のディーノは、ボディ・カラーがすべて異なる。ブルー・ディーノ(青)、ロッソ・キアーロ(赤)、グリジオ・フェッロ(グレー)、ネロ(ブラック)、ヌオーヴァ・ジアッロ(黄)のほか、あと3色のディーノが見られる予定だ。
そのうち1台は英国で5台しか販売されなかった「チェアーズ・アンド・フレアーズ」と呼ばれる特別仕様で、拡幅されたフェンダーとデイトナ仕様のシートを備える。
フェラーリのビジネスを変えたディーノ
「ディーノ以前、フェラーリは非常にパワフルなV12エンジン搭載車だけを、ごく少数生産していました。俊敏で美しく、均整の取れた軽量スポーツカーのディーノが人気を博したことによって、フェラーリのビジネスは大きく転換したと言っても過言ではありません」と、ロンドン・コンクールのディレクターを務めるアンドリュー・エバンスは語る。
「ディーノは、今日まで続くフェラーリのミドシップ・モデルの定型を確立しました。それは、355、430のような成功を収めたモデルや、さらに最新のF8トリブートにまで受け継がれています」
「今年のロンドン・コンクールで、マラネッロを象徴するモデルを1台だけ選ぶことは困難です。しかし、ディーノがスポットライトを浴びる価値があるということは、われわれ選考委員の総意です。それが実現できることに大きな喜びを感じています」