【5.9億円のハイパーカー】パガーニ・ウアイラの限定版「イモラ」 最高出力827ps 5台限定販売
公開 : 2020.02.19 11:50
パガーニは、ウアイラ・ハイパーカーのアップグレード版「イモラ」を、5台限定で販売します。ウアイラを超える性能が期待される、このモデルの最高出力は827ps、販売価格は5億9500万円とのことです。
ウアイラ・ハイパーカーの限定版
パガーニは、ウアイラ・ハイパーカーの限定版「イモラ」を発表した。
この、ウアイラのアップグレード・バージョンは、充実したエアロパッケージと、パワフルなV12エンジンが採用されている。
以前、サンマリノとイタリアグランプリの両方が開催されていた、歴史的なイタリアのイモラ・サーキットにちなんで名付けられたこのモデルは、そのサーキットで開発が行われている。
2019年に同社の最初の顧客を称えるため、280万ポンド(3億7000万円)で販売された、ウアイラBCロードスターのオープントップに続くモデルとなる。
このイモラの登場により、ウアイラの生産終了が噂されている。
「イモラ」の詳細
イモラは「パガーニモデル史上、最も厳しいトラック検証テスト」と言われる、1万6000kmに及ぶ走行テストによる調整が行われている。
パガーニは、特注のブレーキングとタイヤのセットアップにより「公道でも運転がしやすく、真のパガーニ・スタイルを実現する」モデルとなっていると述べている。
ウアイラの前身である、ゾンダの記念版チンクエと同様、5台限りの限定販売となる。
税抜きの販売価格は、BCロードスターのほぼ2倍の価格の500万ユーロ(5億9500万円)となっており、5台すべてがすでに完売している。
エンジンは、ウアイラの標準モデルに搭載されている、メルセデスの6.0LツインターボチャージV12の、改良バージョンを採用する。
最高出力は、トラック中心のウアイラBCよりも80ps多い827ps、最大トルクは112kg-mを生成する。
イモラの、パフォーマンスの詳細については公開されていないが、ウアイラの0-97km/h加速2.8秒や、最高速度383km/hを超える性能が期待されている。
モノコック構造の中央にカーボンファイバーとチタンを使用し、重量はわずか1246kg。
新しい配合により剛性が高まっていると言われている。
パガーニは、新しいアクアレッロ・ライト塗装システムにより、塗装による重量を5kg減らすことに成功したと述べている。