【よりSUV的なシルエットへ】シトロエンC4カクタス後継 電動コンパクト・ハッチバック 2020年発売 欧州
公開 : 2020.03.02 11:50 更新 : 2021.03.05 21:42
シトロエンは今年、C4カクタスの後継モデルとなる、新電動コンパクト・ハッチバックを欧州で発売します。C4カクタスよりも伝統的なスタイリングで、車高が高めの、ハッチバックとSUVの中間のモデルになるそうです。
新しい電動コンパクトハッチバック
シトロエンは今年、C4とC4カクタスの間接的な後継モデルとなる、新しい電動コンパクトハッチバックを、5つの他の電動モデルと共に欧州発売することを明らかにした。
商品部門のトップであるローレンス・ハンセンは、ゼロエミッション・ハッチに「堂々としたスタイリング」を施し、究極のシトロエン・アドバンスト・コンフォートの成果を提供すると述べている。
電気モデルに加えて、ガソリンとディーゼルのバリエーションも提供される予定となっている。
C4カクタスよりも伝統的なスタイリングで、車高が高めのハッチバックとなっており、従来のハッチバックとSUVの中間に位置するモデルとなる。
ハンセンは次のように述べている。「まったく新しいハッチバックでカスタマーの期待に応えます。典型的なハッチバックではありません、目線の高い新しいシルエットをもったものとなります」
最近リンダ・ジャクソンの後任として新しくシトロエンのCEOとなった、ヴィンセント・コビーは、このモデルの導入は、ヨーロッパでのシトロエンの販売成長にとって「非常に」重要な意味をもっていると、述べている。
2019年の販売は、前年比1%増の83万台だった。
「このモデルは、デザイン、イノベーション、コンフォートのすべての点で、シトロエンの中核となります。シトロエン全体の成長のための、3つまたは4つの重要なモデルの1つとなります」と付け加えた。
「シトロエンは、このセグメントで多くのユーザーを確保しており、大きな強みがあります」
「現行C4カクタスでは、イノベーション機能に少し偏りがちだったので、より包括的で魅力的なモデルにするための努力をしていきます」とコビーは述べ、このハッチがSUVの代替品ともなると付け加えた。
このモデルは、PSAグループのモデルラインナップで、唯一の電動バリエーションを提供するコンパクト・ハッチバックとなる。
積極的な電動モデル戦略
年末までに、最大9シーターの電動スペースツアラーの発売も予定されている。
このほか、同社の電動モデル・ラインナップには、発表されたばかりの一風変わった2シーターのアミ、すでに発表されているC5エアクロス・プラグインハイブリッド(航続距離55キロ)と、2つの電動バンがある。
ハンセンは、バンが「ラストワンマイル配送に最適なモデル」となると述べている。
「今年、電動モデルの大規模な戦略を実行します。現代が求める静かで快適なラグジュアリーを、これらのモデルが実現するでしょう」と付け加えた。
コビーは「乗り心地、シート、防音などの快適さの基準はユーザーの皆様です。電動化は規制への対応以上の意味を持っています。クルマの快適性を向上させる、この上ないチャンスと捉えています」と語る。
シトロエンは、2025年までにすべてのモデルに電動バージョンを追加する予定となっている。