【サーキットパック登場】トヨタGRヤリス 2モデル 英国価格は413万円/460万円〜 11月納車開始
公開 : 2020.03.06 11:50 更新 : 2021.03.05 18:45
新型トヨタGRヤリスが、今年後半に英国でも発売されるそうです。エントリーモデルと、アップグレードされたサーキットパックの2モデルが提供され、販売価格は邦貨にしてそれぞれ413万円と460万円からとなっています。
もくじ
今年後半に英国へ
GRスポーツカーラインの2番目のモデルであるトヨタGRヤリスが、今年後半に英国で発売されることが明らかになった。
260psを発揮する新しいホットハッチは、次世代のヤリスWRC(ワールド・ラリー・チーム)の開発を支援するためのホモロゲーションモデルとして、日本のトヨタ・ガズー・レーシングによって開発された。
トヨタのWRCプログラムを運営するTMR(トミ・マキネン・レーシング)は、このモデルの開発に大きく貢献している。
今回提供される2つの仕様の価格は、エントリーレベルは2万9995ポンド(413万円)から、アップグレードされたGRヤリス・サーキットパックは3万3495ポンド(460万円)からとなっている。
英国向けの詳しい仕様は、まだ明らかになっていないが、今年後半にオーダー受付が開始され、最初の納車は11月に予定されている。
GRヤリスは、GRスープラに続いて、トヨタの成長するパフォーマンスラインナップに加わる。
GRスポーツカーの詳細
ガズー・レーシングのトップ、友山茂樹は、「GRヤリスは、トヨタTNGAのアーキテクチャーの4WDバージョンをベースに構築されており、GA-B小型車プラットフォームのフロントエンド(新型ヤリスに採用)と、カローラのGA-Cプラットフォームのリアを組み合せます」と述べている。
標準ヤリスとは完全に異なるボディを備えており、低いルーフ、3ドア、空力性能の向上のために大幅に変更されたボディワークを備えている。
GRヤリスは、全長3995mm、全幅1805mm、ホイールベースが2558mm、フロントトラックは1530mm、リアトラックは1560mmとなっている。
車量を減らすためにカーボンファイバーポリマーと、アルミニウムを広範囲に使用しており、リヤに専用のダブルウィッシュボーンを採用、トレッドは通常よりワイドになっている。車重は1280kg。
詳しい技術情報は公開されていないが、トヨタは、1.6L 3気筒ターボエンジンが、最高出力260psと最大トルク37kg-mを生成すると述べている。
エンジンは、6速インテリジェント・マニュアル・トランスミッション(IMT)と組み合わされ、トヨタの新しいフルタイム4WDシステム「GR-Four」によって、四輪にパワーが提供される。
4つのホイールすべての出力を変えることができる、多板クラッチを使用し、リアにバイアスをかけたものを含む、3つのトルク配分が設定されている。
4ポットキャリパーを装備した、356mmフロントディスクブレーキを採用し、18インチホイールとダンロップ・スポーツマックスタイヤを装着する。
オプションのサーキットパックには、粘着性の高いミシュラン・パイロットスポーツ4ラバーが付属し、両方の車軸とチューニングされたサスペンションに、トルセン・リミテッドスリップデファレンシャルが装備される。
日本での受注はすでに開始されており、最初は限定版RZ「First Edition」とRZ「High-performance・First Edition」の2つのグレードが提供される。
GRヤリスは、元町にあるガズー・レーシング専用工場で生産される。