【次期AMG Cクラス V6廃止か】メルセデスAMG 新型C53ハイブリッド 2.0L 4気筒ターボ搭載 1年以内に英国で発売
公開 : 2020.03.16 17:35 更新 : 2021.01.30 21:39
メルセデスAMG C53 4マティックの、寒地テストの様子が初めて撮影されました。典型的なAMGスタイリング要素を備え、2.0L 4気筒ターボを搭載し、385psを目標に開発されているとのことです。
メルセデスAMG C53
次世代型Cクラスの標準バージョンと共に、今後1年以内に英国で発売する予定の、新型メルセデスAMG C53 4マティックが撮影された。
四輪駆動の寒地テストをしているC53のプロトタイプは、現行C43 4マティックから置き換えられるモデルだ。
C63、C63 Sの次世代型とともに、アウディS4とBMW M340i xドライブのライバルとして、次期型CクラスのAMGモデルを構成することとなる。いずれも欧州では、サルーン、エステート、クーペ、カブリオレの4つのボディスタイルで提供される見込みである。
広範囲に及ぶカモフラージュにもかかわらず、C53のプロトタイプは、既にテストを行っている次世代型Cクラスの標準バージョンと、明確に差別化されているのがわかる。
垂直ルーバー付きの「パナメリカーナ」グリル、新しい縦型ダクトと外縁内のいわゆるフリックスを備えたより深いフロントバンパー、幅広のシル、4つの丸いテールパイプが一体となった専用リアバンパーなどの、典型的なAMGスタイリング要素を備えている。
また、大径ブレーキディスクと、6ポットのフロントブレーキ・キャリパーらしきものも備えており、通常のCクラスではないことを物語っている。
以前撮影された次世代型Cクラスのプロトタイプと異なり、18インチホイール、フロントホイールはオープンスポークデザインで、リアはソリッドスポークを装着している。
次世代型Cクラスの4気筒戦略
C53は、現行型C43の3.0L V6ガソリン・ターボを廃止し、A35/A45で採用されている2.0L 4気筒ガソリン・ターボのアップグレードバージョンの搭載が計画されている。
まだ公式ではないが、現行のC43に対してパワーアップすると予想されている。
新しいエンジンに加えて、新しいAMGモデルは9速オートマティック・ギアボックスと、大幅にアップグレードされた四輪駆動システムが採用され、前後の駆動力の制御がより高度なものになる。
一方、AMGは、英国ブリックスワースに拠点を置くハイパフォーマンス・パワートレイン部門(メルセデスF1チームのパワーユニットを開発)と協力して、2021年後半にC63に搭載予定の新しい4気筒エンジンを含む、将来の生産モデル向けの高度な新しいターボチャージャー・システムの開発も行っている。
メルセデスのF1マシンで既に使用され、ハイパーカーのプロジェクト・ワンにも採用予定のシステムと同様、新しいエンジンでは、出力を高め、ターボラグを排除するために、吸気系統に電気モーターとコンプレッサーを追加すると言われている。