【後継はトナーレPHEV】アルファ・ロメオ・ジュリエッタ 年内に販売終了 伊で発表
公開 : 2020.04.02 20:20 更新 : 2021.07.27 14:54
より需要があり、収益性の高いSUVモデルに注力するため、アルファ・ロメオは、今年後半にジュリエッタの販売を終了するそうです。後継は、今年中の発売が期待されている、トナーレPHEVのSUVモデルとなります。
今年後半、ジュリエッタ販売終了
アルファ・ロメオは、より収益性の高いSUVのラインナップの拡大に注力するため、今年後半にジュリエッタの販売を終了することを明らかにした。
このハッチバックモデルは、昨年公表された商品計画には含まれていなかったが、その販売終了のスケジュールは、これまで確認されていなかった。
製品マーケティングのボス、ファビオ・ミグリアヴァッカは「CセグメントのSUVの需要の高まりに伴い、ジュリエッタは今年の終わりに販売をイタリアでは終了する予定となっています。トナーレSUVがジュリエッタの後継となります」と述べている。
2010年に発売されたジュリエッタは、2011年に最多となる7万8911台を販売しているが、近年は、売り上げが伸び悩んでおり、昨年のヨーロッパでの販売は1万5690台となっている。
後継は新SUV「トナーレ」PHEV
すでにコンセプトと、リーク画像を通じて公開されている新型SUV「トナーレ」は、新型コロナウイルスの感染拡大により、発売が遅れる可能性はあるものの、年内の発表が期待されている。
ミグリアヴァッカは「ドライビングダイナミクスが、トナーレの弱点にはなりません」と語り、SUVである新しいトナーレに、ジュリエッタと同じドライビングダイナミクスを持たせることに、焦点を当てていることを強調している。
SUVステルヴィオの下に位置するモデルとなるトナーレは、電動モーターのみで48kmの航続距離を約束する、次期型ジープ・コンパスPHEVと同様のセットアップを採用した、ブランド初のプラグインハイブリッドとなる。
トナーレPHEVは、同じくFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)の傘下にあるジープと共通点があるものの、アルファ・ロメオらしさも備えていると、ミグリアヴァッカは語っている。
「FCAのすべてのブランドは、共有要素があってもそのアイデンティティを維持しています」と付け加えた。